ディズニーはフィッシャーさんの訃報があったものの、ストーリーを変更する予定はないことを明言した。
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故キャリー・フィッシャーさん(享年60歳)の遺作となった人気シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が、12月15日に世界同時公開される。ディズニーはシリーズでレイア姫/レイア将軍役を演じたフィッシャーさんの訃報があったものの、ストーリーを変更する予定はないことを明言した。
ディズニーのCEOボブ・アイガー氏はハリウッド・リポーターの最新インタビューの中で、レイア将軍の描写に手を加えたり、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のようにCGで登場させるようなことはしないと発表した。
「私たちは2016年末に悲劇に立ち向かわなければなりませんでした。キャリーは『エピソード8』(『最後のジェダイ』)の全編に登場します。『エピソード8』を変更する予定はありません。彼女の演技はそのまま『エピソード8』に残されています。『ローグ・ワン』ではデジタルキャラクターを採用しましたが、本作のキャリーにはそのようなことはしていません」とアイガー氏は語った。
フィッシャーさんは昨年12月、心臓発作により急逝した。生前に『最後のジェダイ』の撮影を終えていたため、今回の発表はさほど驚くべき内容ではない。しかし、『最後のジェダイ』の続編で『フォースの覚醒』(2015)からスタートした3部作の最終章となる『エピソード9』に関して、新たな疑問が浮上した。
アイガー氏が言うように、『最後のジェダイ』のストーリーに変更が加えられないのであれば、『エピソード9』はフィッシャーさんの突然の死に、どのように対処するのだろうか? 今度こそレイア将軍がデジタルキャラクターとして登場するのだろうか? それとも、あんなにも重要なキャラクターの不在を、スクリーンに登場させずに説明するのだろうか?
いずれにせよ、『最後のジェダイ』と『エピソード9』には、ファンがそれまでに予想できなかったようなつらさが加わることになりそうだ。
[原文:How the next 'Star Wars' movie 'The Last Jedi' will deal with the death of Carrie Fisher]
(翻訳:Thumper Jones)