トランプ大統領の生家、214万ドルで落札

ニューヨーク州クイーンズのあるこざっぱりとした家のオーナーにとって、ドナルド・トランプ大統領との“ちょっとした関係”はそれほど悪くない話だ。

ニューヨーク・ポストによると、トランプ大統領が子供時代に住んでいた2階建てのチューダー様式の家は1月17日に競売にかけられ、214万ドル（約2億3800万円）で落札されたことが分かった。

新たな買い手は不動産投資家だ。

この家は大統領との歴史的なつながり以外は平凡だが、このつながりこそが重要だと、競売会社の筆頭競売人は競売前にニューヨーク・タイムズに語っている。

｢この家は唯一無二で、物理的な価値を超えた無形の価値を持っている。実際のところ、トランプ大統領に関わる具体的なものは何もないが｣と不動産仲介業者は語る。

オークションは非公開で、目標価格は設定されていなかった。この物件は2016年に160万ドルで売りに出されていたが、その後120万ドルまで下げられた。ニューヨーク・タイムズによれば、物件への関心が低かったため、売却は中止された。前オーナーであるアイザック・ケステンバーグ（Isaac Kestenberg）氏と別居中の妻クローディア（Claudia）氏は2016年10月に競売に出すことを計画。12月には直近のオーナーであり、不動産業者のマイケル・デイビス（Michael Davis）氏に125万ドルで売却された。 2008年には、78万2500ドルで売却されたこともあった。

［原文：Trump's childhood home in New York City just sold for $2.1 million — take a look inside］

（翻訳：須藤和俊）