日本の学校給食は「教育」の時間
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日本の学校給食は、ただの昼食ではなく、子どもの教育に欠かせない、「食事と栄養の教育」の役割も担っている。 幼いころから「食育」を始めることで、子供たちは体に入れたもの(食べ物)が1日の思考や体調において非常に重要だということを学ぶ。そして、長期的にはそれが人生にも影響するということも。 学校給食は重要なのだ。
家庭が2.5ドル(約280円)の食費を負担できない場合、給食費を減免する制度や、食品ロスを減らすための取り組みも行っている。
「日本では、学校給食は教育の一環であり、休息の時間ではありません」と、2013年、文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課課長の大路正浩氏はワシントン・ポストに語った。
こちらが給食時間の様子だ。
日本の小学校の給食時間はどこか「神聖」だ。落ち着いて食べられる十分な時間が与えられる。
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給食には大体、主菜になるおかずとご飯、スープが付く。この日のメニューは味噌汁、小魚、牛乳、ご飯、豚肉と野菜の炒め物。
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麻婆豆腐のメニューもある。
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秋田県の笹子小学校のこの日の給食はチキンの主菜、ご飯、わかめの味噌汁、サラダ、牛乳、みかん。
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ある中学校の給食。豚肉と卵の炒め物、レモンヨーグルト、豆腐とわかめのスープ、牛乳を提供。
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結果として、生徒は満足するだけでなく、責任感や健康的な食生活を学ぶ。日本の平均寿命は世界で最も長く、肥満の割合は世界平均を大きく下回っている。
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Source: IDEAS
おいしい食事の後のお昼寝は欠かせない。
Yuriko Nakao/Reuters
source:ワシントン・ポスト
[原文:Japan's mouthwatering school lunch program is a model for the rest of the world]
(翻訳:梅本了平)