イーロン・マスク、脳とAIを接続する会社を設立

脳の模型の写真

Matt Cardy/Getty Images

イーロン・マスク氏は、脳とAI(人工知能)をつなぐ会社「Neuralink(ニューラルリンク)」を立ち上げた。3月27日月曜日、ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた

関係者によると、同社は物理的なインターフェイスを介さずに、人とAIがコミュニケーションすることを目指す技術「neural lace(ニューラル・レース)」を開発している。

具体的には、脳に埋め込んだ電極を通じて、思考をAIにアップロードしたり、逆にAIから(データを)ダウンロードする。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、「ニューラルリンクの最初の製品は、てんかんや重度なうつのような病気の治療のために使われるだろう」と報じている。

マスク氏は、同社について以下のようにツイートした。

ニューラルリンクの詳しい情報は@waitbutwhyで1週間後に発表する。時間を割くのは難しいが、やらないわけにはいかない。

マスク氏は以前から脳とAIをつなぐ技術への高い関心を表明している。2016年、Vox Mediaのカンファレンスで初めてこの技術に言及し、人とAIの共生を実現すると述べた。

ニューラル・レースは人の思考をより高いレベルに引き上げ、AIに支配されることを防ぐ。「脳にAIレイヤーを持つことが(脳とAIを安全につなぐための)最善の解決策になるだろう」とマスク氏は語る。 「AIレイヤーは、人間(の脳)とAIの共生を実現する第3のレイヤーだ」

マスク氏は今年1月、ニューラル・レースに関する発表を準備中とツイートしていた

Facebookもまた、同社のハードウェア部門Building 8で、同様のテクノロジーを開発している。ただし、埋め込み式ではないようだ。

イーロン・マスク氏

「ニューラル・レースは人がAIに支配されることを防ぐ」とマスク氏。

Tesla

マスク氏はシリコンバレーの著名なインキュベーターであるY コンビネーター(Y Combinator)のサム・アルトマン(Sam Altman)氏と、2015年に非営利団体Open AIを設立。同団体は「AIを人類全体にとって、もっとも有益な方向に発展させること」を使命とし、AIの安全基準の確立に取り組んでいる。

[原文:Elon Musk has launched a company that hopes to link your brain to a computer

(翻訳:一柳優心)

関連記事

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

Recommended

Sponsored

From the Web

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい