テスラのライバルFaraday Future、第2工場の建設を中止

Faraday Futureの電気自動車

ここ数カ月間、資金難や幹部の大量退職などに見舞われ、野心的な計画が頓挫している。

Ethan Miller/GettyImages

1年近く困難な状況に置かれているEVスタートアップFaraday Futureが、またしても苦難に直面している。同社は、サンフランシスコ・ベイエリアでの第2工場の建設計画を中止すると発表した。

同社が工場建設を計画していたのは、カリフォルニア州バレーオ市にあるメア・アイランド海軍工廠の敷地。同社は昨年5月、157エーカー(約64万平方メートル)の土地の売却について市当局と交渉を開始していた

「最初の生産車両の開発と北ラスベガスでの工場建設に注力するために、当社はバレーオ市との独占交渉を終了する」と、同社の広報担当者はBusiness Insiderに述べた。同社は引き続き、バレーオ市の動向に注目するとしている。

地元紙の報道によると、同社はバレーオ市との独占契約交渉を昨年12月とその3カ月後の2度延長している。敷地の購入が可能か否かを確認するためだ。直近の交渉延長期間は45日間だったが、3週間も待たず終了したと地元紙は伝えた。

ここ数カ月間、資金難や幹部の大量退職などに見舞われ、野心的な計画が頓挫しているFaraday Future。同社は今後、コンセプトカー「FF91」の開発とネバダ州の主力工場を軌道に乗せることに注力する。

主力工場はラスベガスの中心街から北に約30マイル(約48km)の場所に建設される予定。しかし、同社が昨年4月に着工した現場の大部分は、いまだに空き地のまま。同社はその広大な空き地をプロジェクトの「第一段階」と述べ、次のフェーズは「すぐに」始まるとアピールしている。

同社はFF91の予約が集まっていると述べているものの、実際のスケジュールは不明瞭だ。ハイテクを装備したクロスオーバータイプのFF91は、今年初めにラスベガスで開催されたCES(Consumer Electronics Show)で発表されたが、量産体制は整っていない

創業時、テスラのライバルとされた同社は、LeEco(楽視グループ)のCEOで、億万長者の賈躍亭(ジア・ユエティン)氏が資金の大部分を提供している。LeEcoも資金繰りに苦しんでおり、1年近く前にYahooから購入したと噂される、49エーカー(約20万平方メートル)のシリコンバレーの土地を売却した後、ここ数カ月で大規模な人員整理を行った。

LeEcoは、1月に不動産会社Sunac China Holdings(融創)から22億ドル(約2450億円)の出資を受けたが、その資金は同社のエンターテイメント事業に充てられ、停滞する新興EVスタートアップにはあてられていない。

[原文:Struggling electric-car startup Faraday Future just abandoned a project that was key to its growth

(翻訳:Wizr)

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