食材キット宅配の「ブルーエプロン」が年内のIPOを目指す —— ゴールドマン、モルガン・スタンレーを選定

Blue Apron

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アメリカの食材キット宅配サービス最大手「ブルーエプロン(Blue Apron)」が年内の新規株式公開(IPO)に向けて、投資銀行を選定した。関係者への取材で分かった。

関係者によると、ニューヨークを拠点とするブルーエプロンは、早ければ今秋の上場を目指し、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティグループを選定。2015年6月の資金調達時で、ブルーエプロンは最大20億ドル(約2225億円)の企業価値をつけた。

新鮮な食材とレシピを宅配するサービスへの需要が増す一方、同業界の競争は増す。少なくとも、ブルーエプロンの他に1社が今年、株式上場を計画している。

関係者の1人によると、ブルーエプロンは利益を出していないものの、昨年の売り上げは約7億5000万ドル。ブルーエプロン、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティグループからのコメントは得られていない。

フランスのシェフ見習いのユニフォームがその名称の由来となったブルーエプロンは、ユーザーが自宅で調理できるよう、あらかじめ個別包装した食材キットとレシピを玄関先まで配達するビジネスを展開する。従来の消費者の買い物の仕方を変えようとしてきた。

アメリカでは「Plated」、ヨーロッパでは「ハローフレッシュ」、カナダでは「シェフ・プレート」といったライバル企業も急速に立ち上がっている。ロイターは先週、ブルーエプロンの競合でオーガニック食材を取り扱う「サン・バスケット」が2017年後半のIPOに向け、証券会社を選定したと報じていた

テック系企業の上場をめぐっては、不調だった2016年とは対照的に、2017年は好調なスタートを切った。スナップチャット(Snapchat)の親会社であるスナップ(Snap)は、今月前半のIPOで34億ドルを調達。ソフトウェアのMuleSoftやAlteryxも強気な価格での上場を果たしている。

ブルーエプロンは2012年、3人の友人が集まって創業。同社にはベッセマー・ベンチャーパートナーズやストライプス・グループ、 フィデリティなどが投資している。

ブルーエプロンのお試しキット

ブルーエプロンのお試しキット

Blue Apron

[原文:The startup that teaches you how to cook, Blue Apron, has hired bankers for an IPO in 2017

(翻訳:山口佳美)

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