ロンジン ヘリテージ 1945
Longines
スイスで開催された時計業界最大の国際見本市(3月23日~30日)では、古き良きものが再び脚光を浴びた。
「バーゼルワールド」は、世界屈指の有名時計ブランドが輝かしい新作を発表する場として知られている。時計業界において、これ以上ないほどにエキサイティングなイベントなのだ。「時計オタクたちのクリスマス」と考えてもらえば分かりやすいだろう。
今年のイベントでも、数々の新作や既存モデルのマイナーチェンジが発表された。ビンテージウォッチ市場が盛り上がりを見せ、スイスの時計業界が悪戦苦闘する今、各ブランドは20世紀の名機をアップデートした新たな商品に時代精神を注ぎ込もうとしているようだ。
ここでは、「バーゼルワールド」で発表された最も注目すべき腕時計を8本厳選した。
グランドセイコー
Seiko
セイコーから新たにグローバルブランドとして独立した「グランドセイコー」は、ハンドメイドのラグジュアリーライン。
セイコーの腕時計は名機ぞろいで、当然のことながら素晴らしい評価を得ている。グランドセイコーは今年、1960年代の初代モデルをアップデートした復刻コレクションをゴールド、スチール、プラチナの3モデル展開で発売する予定だ。
セイコー プロスペックス ダイバースキューバ
Seiko
セイコーのメインブランドもまた、豊かな歴史を誇る。
同社は1965年、初代のダイバーズウォッチを製作した。今回発表された「ヒストリカルコレクション 国産ファーストダイバーズウオッチ 復刻デザイン」は、当時のモデルを忠実に復元し、なおかつ現代の技術によってアップグレードしたもの。
ロレックス チェリーニ ムーンフェイズ
Rolex
ロレックスの「チェリーニ ムーンフェイズ」は、20世紀にインスパイアされたドレスウォッチラインからの最新作。時計サイトのHodinkeeによると、ロレックスの時計にムーンフェイズの機能が搭載されたのは、1950年代以来、初めてだという。
同社いわく、ムーンフェイズモジュールは、調整することなく正確性を122年間保つことができる。青いディスクに表示される無地のリング(新月)とメテオライトのアップリケ(満月)から月の満ち欠けを読み取る仕組みだ。
パテック・フィリップ グランド・コンプリケーション 5320G-001
Patek Phillippe
新作を発表するたびに、時計業界から大きな注目を浴びるパテック・フィリップ。
しかしながら、今作はいつも以上に特別な一品だ。クリーム色の文字盤や数字、夜光針など、レトロなインスピレーションが感じられるディテールは、いずれもビンテージの腕時計に見受けられる特徴である。
ブレゲ CLASSIQUE 7147
Breguet
ブレゲによるこの新作はブランドが持つ豊かな伝統に忠実だ。複雑なことは何もない。時間を見ることだけにフォーカスしており、その代わりにドレッシーなイメージを保つスリムなベゼルが採用された。エナメルの文字盤は繊細な手描き。
オメガ レイルマスター
Omega
オメガからのサプライズは、レイルマスターの新作「レイルマスター マスター クロノメーター 60周年リミテッド エディション」。
1957年に発表されたオリジナルのディテールが完全復刻され、さらに、現代の技術を駆使してアップデートされた。時計サイトHodinkeeによると、価格は非常に良心的な4900ドル(約55万円)。3557本限定となるため、争奪戦が予想される。
ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティック
Bulgari
腕時計の発展において常に最前線にいるブルガリは、今回も驚かせてくれた。
「オクト フィニッシモ オートマティック」には、世界で最も薄い自動巻きムーブメントが搭載されている。
ロンジン ヘリテージ 1945
Longines
ロンジンは伝統を深く掘り下げ、1945年に最初に発表されたこの美品にたどり着いた。今回のアップデートによって、ケースのサイズが2ミリ拡大され、マニュアルムーブメントが自動巻きムーブメントに差し替えられ、この価値のある復刻版が完成したのだった。
時計サイトHodinkeeの創始者ベン・クライマー (Ben Clymer)氏は、1945年に発表されたオリジナルを所有している。実はロンジンは、Instagramに投稿されたオリジナルを着用しているクライマー氏の写真を見て、実物を借りて新作のベースにしたという。
source:Longines、Seiko、Rolex、Patek Phillippe、Breguet、Omega、Bulgari、 Hodinkee
[原文:The 8 biggest reveals from Baselworld, the year's largest watch show]
(翻訳:Thumper Jones)