2017年、アップルの最大の発表は、新しいiPhoneでもiPadでもない。
カリフォルニア州クパティーノに建設中の宇宙船のような新しい本社こそが、最大のニュースだろう。総工費50億ドル(約5700億円)と伝えられ、スティーブ・ジョブズが存命中に直接関与した最後のプロジェクトでもある。
YouTube/Matthew Roberts
同社は2月、新本社の正式名称を「Apple Park(アップル・パーク)」と発表した。4月には稼働を開始する。本社内にはアップルストアと社員以外の人も入れるビジターセンターもオープンする。ただし、社外向けのオープン日は公表されていない。
アップルが3月7日(現地時間)、クパティーノ市議会に提出した報告書には、メインビル、駐車場、ホール、フィットネスセンターがまだ建設中であること、建物への入居は4月から2017年末まで段階的に行われること、第2期工事および付随する建物の建設は2018年に完了することが記載されていた。
以下は、数年にわたりアップル・パークを動画撮影しているドローン写真家マシュー・ロバーツ(Matthew Roberts)氏による、アップル本社の最新画像だ。
アップル・パークはインターステート(州間接続)ハイウェイ280号沿いにある。騒音対策と部外者の立ち入りを防ぐために軍事規格の頑強なフェンスで囲まれている。
YouTube/Matthew Roberts
建物はほぼ完成しているが、ところどころで外構工事がいまだ進行中なのがわかる。
Matthew Roberts/YouTube
ソーラーパネルが設置された屋根。
Matthew Roberts/YouTube
これから設置するパネルが積み上げられている。
Matthew Roberts/YouTube
建物のいくつかは完成し、オフィス機器が設置されている。
Matthew Roberts/YouTube
ここで、次期iPhoneの発表が行われるのかもしれない。
YouTube/Matthew Roberts
メインビルの全景
Matthew Roberts/YouTube
完成予想図
City of Cupertino
source:YouTube/Matthew Roberts、City of Cupertino
[原文:Apple's $5 billion campus opens next month — here's what it looks like now (AAPL)]
(翻訳:太田禎一)