AOLのCEOティム・アームストロング氏はヤフー統合後の新社名をTwitterへの投稿で明かした。
John Lamparski/Getty Images
ベライゾンはヤフーの中核事業買収後、傘下のAOLと統合し、新社名を「Oath」とする方針だ。関係筋がBusiness Insiderに明かした。
昨年7月、ベライゾンはヤフーの中核事業であるインターネット事業部門を44億8000万ドル(約5300億円)で現金買収することに合意した。
ヤフーの検索サービス、メールサービス、コンテンツ、デジタル広告ビジネスなどは全てベライゾン傘下のAOLへ統合され、ベライゾンのプロダクト・イノベーションおよび新規事業担当取締役のマルニ・ウォルデン(Marni Walden)上級副社長の指揮下に入る。
買収契約の締結後、ヤフーは今年1月に米国証券取引委員会(SEC)への申請 で、ベライゾンに売却しない事業部門を新社名「アルタバ(Altaba)」の下で継続していくと報告した。この残留部分にはヤフーが株式の15%を保有している中国EC大手アリババや、ソフトバンクとの合弁事業であるYahoo! JAPANが含まれている。
一方、AOLが引き継ぐヤフーのインターネット事業に、ヤフーの名前が残るかどうかは定かでない。いずれにせよ今後数週間で新会社の詳細が明らかになり、大々的なブランディング・キャンペーンも展開されるだろう。
AOLの広報担当者は、新社名については言及せず、「2017年夏には、デジタル業界で最も強力な企業を立ち上げる」とだけ述べた。
ヤフーの売却手続きは4月24日までに完了するのではないかとみられている。以降、売却期限は3カ月まで延長できるが、両社ともに中止することもできる。
追記:AOLのCEOティム・アームストロング氏は4月3日月曜日(現地時間)、ヤフー統合後の新社名をTwitterへの投稿で明かした。
資金力+顧客数、20個以上のブランド、勢いの止まらないチーム #TakeTheOath. 2017夏
[ 原文:AOL and Yahoo plan to call themselves by a new name after the Verizon deal closes: Oath]
(翻訳:Tomoko.A)