トランプ大統領の就任以降、地下シェルター会社は大盛況

シェルターを持ち上げるクレーン車

Rising S Company

“世界滅亡の日に備える人々”を相手に商売をする企業は、彼らが抱く恐怖を取り除くことで富を築いている。

テキサス州に拠点を置くライジング・S・カンパニー(Rising S Company)は、さまざまな価格の地下シェルターを販売。トランプ大統領の就任以降、月の売り上げは500%以上になったと同社は語った。2017年のシェルターの販売数は230、売り上げは1200万ドル(約13億6000万円)に上った。

同社によると、シェルターは鋼鉄製で、地下11フィート(約3.4m)に設置する。自然災害や核攻撃、その他の世界滅亡の可能性に備える。

「地下にコンテナを埋め、売ることは誰にでもできる。我々が販売しているのは、安全だ」と同社ゼネラルマネージャー、ギャリ―・リンチ(Gary Linch)氏はBusiness Insiderに語った。

同社で最も人気のある商品を見てみよう。

最近、ニュースを見ていると世界の終末が頭をよぎる。

イギリス領ヴァージン諸島を襲ったハリケーン「イルマ」の爪痕

イギリス領ヴァージン諸島を襲ったハリケーン「イルマ」の爪痕。

MOD via AP


世界の滅亡に備えるアメリカ人は増えている。

非常用備蓄を整理する男性

Justin Sullivan / Stringer / Getty Images


ライジング・S・カンパニーは、もともとは嵐に備えるためのシェルターを製造する会社。

ハリケーン「ハービー」から避難し、自宅に戻ったテキサス州ヒューストンの住民。

ハリケーン「ハービー」から避難し、自宅に戻ったテキサス州ヒューストンの住民。

Rick Wilking/Reuters


シェルターをテキサス州に点在する倉庫で製造している。

ライジング・S・カンパニーの倉庫

Rising S Company


同社ウェブサイトによると、シェルターは鋼鉄製、表面を錆びや腐食から防ぐために特殊なゴムでコーティングしている。

溶接作業の様子

Rising S Company

出典 : Rising S Company

シェルターの製造、配送、設置はすべて同社が行う。

シェルターを持ち上げるクレーン車

Rising S Company


自宅の裏庭に設置する人もいれば、より離れた場所に設置する人も。

シェルターの上で作業する様子

Rising S Company


地下11フィート以上の深さに設置し、4フィートの土と1フィートのコンクリートで覆う。核爆発にも耐えるとリンチ氏。

シェルターの上のコンクリをならす作業

Rising S Company

出典 : CNBC

大規模な洪水にも有効だ。同社は洪水や高潮に襲われる危険性が高い地域の住民には、地下ではなく内陸の高い場所にシェルターを設置することを勧めている。

ハリケーン「ハービー」による洪水で水没している家や車。

ハリケーン「ハービー」による洪水で水没している家や車。テキサス州ヒューストンにて。

REUTERS/Jonathan Bachman


リンチ氏によると、同社はハリケーン「ハービー」による洪水で大きな被害を受けたテキサス州ヒューストン在住の購入者から感謝の言葉を送られた。「シェルターによって命を救われたと感謝された」と同氏。

ハリケーン「ハービー」による洪水で水没した住宅。

ハリケーン「ハービー」による洪水で水没した住宅。

AP/David J. Phillip


シェルターには通常、階段で入る。写真は住宅からシェルターへと続く階段。

住宅に直接つながるシェルターへの入り口

Rising S Company


シェルターはすぐに使えるが、家具はない。「自宅の延長線上と考えて欲しいと話している」とリンチ氏。同氏はシェルターを自分の好みでコーディネートすることを勧めている。

シェルター内の寝室

Rising S Company


太陽光発電により、たとえ地下11フィートでも大型家電が使える。

シェルター内の洗濯機と乾燥機

Rising S Company


コンポストトイレか、貯水タンクの水を利用する水洗トイレを選べる。

シェルター内の浴室

Rising S Company

※コンポストトイレ:排泄物を微生物を使って分解するトイレ。

さまざまなサイズと価格のシェルターがある。最も手ごろな「マイクロ・バンカー」は3万9500ドル(約450万円)、96平方フィート(約9平方メートル)。2段ベッドとミニキッチン、トイレを備える。

シェルター内の二段ベッド

Rising S Company


最も人気のシェルターは500平方フィート(約46平方メートル)、12万2500ドル(約1400万円)。寝室が2つ、浴室、キッチン、リビングルームを備える。

シェルター内に見える2つの寝室

Rising S Company

出典 : CNBC

普通の住宅との一番の違いは、窓の有無。

窓のないキッチン

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同社はサバイバル訓練も提供、費用はシェルターの価格に含まれる。非常事態に備えた最適な食料の備蓄や配分方法をアドバイスしている。

シェルター内のリビングルーム

Rising S Company


同社の顧客に“備え過ぎ”という文字はない。

シェルターを埋めた後の光景

Rising S Company


[原文:A company that builds underground bunkers to withstand nuclear war has made millions during Trump's presidency — take a look

(翻訳:Yuta Machida/編集:増田隆幸)

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