「新年の抱負」は逆効果? 米海軍特殊部隊の元司令官が教える、目標達成の秘訣

ウィリンク氏

ジョッコ・ウィリンク氏。

Courtesy of Jocko Willink

  • アメリカ海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」の元司令官ジョッコ・ウィリンク(Jocko Willink)氏は、作家、ポッドキャストのホスト、リーダーシップ・コンサルタントとして知られる。
  • ウィリンク氏は、新年の抱負を掲げるのはむしろ逆効果だと言う。
  • その代わり、今すぐに始められる、生活全般にかかる新しい規律あるアプローチを考えることを勧めている。

ジョッコ・ウィリンク氏が新年の抱負を掲げることはない。「新年だからといって、自分にとって特別なことなどない」ウィリンク氏はBusiness Insiderに語った。

ウィリンク氏はアメリカの海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」の出身で、イラク戦争で最も活躍した特殊作戦部隊の1つ「チーム3」の任務部隊「ブルーザー」の司令官を務めていた。退役後はその経歴を生かして、一般向けにリーダーシップ論を説いている。リーダーシップ・コンサルティング会社「エシュロン・フロント(Echelon Front)」の共同創業者で、作家、ポッドキャストのホストとしても活躍している。

同氏は、新年の抱負を掲げるのは非生産的だと言う。生活に何か新しい習慣を1つ加えたところで、失敗するのは目に見えているからだ。

「変化は1日では起こらない」ウィリンク氏は言う。「1年に1度、何か1つ目標を掲げるだけでは、物事は良くならない。改善とは、規律ある一連の活動だ」

例えば、「週に3回ジムに通う」という抱負を年初めに掲げる人は多い。だが最初は熱心でも、2月半ばにはすっかりやる気をなくしてしまうというのは、よくある話だ。

なぜこうしたことが起こるかというと、ウィリンク氏は掲げた抱負が普段の行動から切り離された、融通の利くものだからだと言う。生活全体に一定の規律を組み込み、マインドセットを変え、必要不可欠なルーティンにする必要がある。

そこで、2018年は週に3回ジムに通うと言う代わりに、今夜ベッドサイドにジム用のウェアを用意し、明日は普段より30分早く起きて、運動しよう。これを1週間のうち3日ではなく、毎日自身に課し続けよう。最初は1年後の目標を設定する必要などない。

「より強く、より健康に、より賢く、より裕福に……これらは、たった1日の努力でかなうものではない」ウィリンク氏は言う。「何週間も何カ月も何年もの努力を重ねて、初めて得られる結果だ」

確かにウィリンク氏のアプローチは努力を要する。だが、目標を達成できる可能性は高まるだろう。以前行ったインタビューでウィリンク氏は、生活に規律をもたらす5つのシンプルな方法を語っている。

  • 明日は普段より早く起きよう(要すれば、早く寝よう)
  • ベッドに入る前に、明日の朝のワークアウト用のウェアを用意しておこう
  • 明日の朝のやることリスト(To-do list)も準備しておこう
  • 新しい睡眠スケジュールに慣れるため、6~8分間の昼寝を活用しよう
  • 仕事中にジャンクフードを食べるのはやめよう

ポイントは、途中であきらめることになりそうな壮大な計画を立てるのはやめて、マインドセットを今すぐに変えることだ。

「明日まで待っていてはダメだ。昨日できなかったことを考える必要もない」ウィリンク氏は言う。

「代わりに今日、規律を取り入れよう。今日を生かそう。今日、改善しよう。今日だ。毎日だ。これを何週間、何カ月、何年と続けられれば、規律ある生活を送るのに、抱負など必要ない。すでにそこにいるのだから」

[原文:A retired Navy SEAL commander explains exactly why people don't stick to their New Year's resolutions — and how you can do better]

(翻訳/編集:山口佳美)

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