もっとテレビとツイッターの時間を! トランプ大統領が執務時間を削っている

トランプ大統領

報道によれば、トランプ大統領は毎日4〜8時間、テレビを見ている。

Mario Tama/Getty Images

  • アメリカのトランプ大統領は、テレビを見たりツイートするための「エグゼクティブ・タイム」を増やしたいがために、日々の執務時間を削っていると、オンラインメディア「Axios」が報じた。
  • 報道によれば、トランプ大統領は毎朝3時間の「エグゼクティブ・タイム」に加え、1日のうち数時間をこれに当てているという。
  • これに、プライベートな居住スペースに引き取った後の、毎晩のケーブルニュースの視聴とツイッターの時間が加わるのだ。

ケーブルニュースを見たりツイッターをする時間を増やしたいがために、トランプ大統領の公務にあたる時間が短くなっている。Axiosが1月8日(現地時間)に報じた

以前は毎朝5時に起床すると言われていたトランプ大統領だが、今やその1日は大統領執務室で3時間の「エグゼクティブ・タイム」を終えた後、午前11時に始まる。そして、プライベートな居住スペースで過ごす時間の大半は、テレビを見たり、ツイッターを追うことに費やしていると言う。

ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダーズ(Sarah Huckabee Sanders)報道官はAxiosに対し、トランプ大統領の朝の「エグゼクティブ・タイム」は「居住スペースで過ごす時間と執務室で過ごす時間を合算したもので、大統領はこの間、常にスタッフや議員、閣僚、海外の首脳らと連絡を取り合っている」と話している。

大統領のメディアにまつわる習慣については、ケーブルニュースをむさぼるように視聴することから、自身に関する報道が気に食わないと直情的なツイートを放つ傾向まで、しばしば報じられている。ニューヨーク・タイムズによれば、テレビのリモコンに触れることが許されているのは、トランプ大統領自身の他にはテクニカルサポートのスタッフのみだ。同紙は、大統領のテレビ視聴時間は1日あたり少なくとも4時間、最大8時間にのぼると報じている。

この点については、ワシントン・ポストも2017年4月、同様に報じている。トランプ大統領は朝、目覚め次第すぐにテレビをつけ、1日を通して定期的にチェックし、それは居住スペースに引き取る、夜遅くまで続くという。

Axiosが入手したトランプ大統領のプライベートなスケジュールの写しによれば、大統領の公務は午前11時から午後6時までで、これより早く終わることもある。その間も、大統領は毎朝の3時間に加え、多少の「エグゼクティブ・タイム」を取っている。

例えば、火曜日のトランプ大統領の公務は午前11時から午後4時15分までだった。この間、2時間30分は「エグゼクティブ・タイム」にあてられている。

水曜日、大統領は朝の3時間の「エグゼクティブ・タイム」の後、午前11時から国家安全保障局(NSA)や中央情報局(CIA)から国際情勢の説明を受ける「情報ブリーフィング」 に臨み、ノルウェーの首相との会談まで、さらに3時間を「エグゼクティブ・タイム」として過ごした。

1日が終わると —— 早ければ午後4時前後、遅くても午後6時 —— 、トランプ大統領はたいてい居住スペースに戻ってテレビを見たり、電話をかけたり、ツイッターをする。

就任直後、トランプ大統領の1日は、早く始まり、遅く終わっていた。だが、報道によると、大統領はこのスケジュールを嫌がり、より遅く始まり、より早く終わりたがっていると言う。

一方で、大統領の側近はAxiosに対し、トランプ大統領は常に多忙であり、1日の終わりを大統領が自らコントロールするのは簡単ではないと話している。

「一度階段を上がって居住スペースに戻れば、大統領を管理する者などいない」あるホワイトハウスの関係者は2017年4月、ワシントン・ポストに語った。

トランプ大統領は日常的に多くのケーブルニュースをチェックしており、CNBCの経済ニュース番組「スクワークボックス(Squawk Box)」や、Fox Business Networkのマリア・バーティロモ(Maria Bartiromo)氏が司会を務める「モーニングス・ウィズ・マリア(Mornings With Maria)」、Fox Newsの 「フォックス&フレンズ(Fox and Friends)」で朝が始まる。自身に対する好意的な報道内容から「フォックス&フレンズ」を繰り返し称賛してきた一方、政権やその政策により批判的な報道をするMSNBCやCNNといったテレビ局を激しく非難。公的な場やツイッター上で、後者を再三にわたり「フェイクニュース」と呼んだ。

ワシントン・ポストの報道によれば、大統領は夜になると、自身に批判的なニュース番組を「ヘイト視聴」することもあり、番組を見ながら時々友人と電話で話すこともあるという。

「トランプ大統領は、わたしがこれまで出会った中で最も仕事熱心な人間の1人であり、1年中、ほぼ毎日、長時間にわたって公務にあたっている」サンダーズ報道官は語った。「記者団からは何度も、大統領のペースについていくのは大変なので、もう少しスピードを落としてほしいと言われてきた」

[原文:Trump reportedly starts his days later because he wants more 'executive time' to watch TV and tweet]

(翻訳:本田直子/編集:山口佳美)

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