楽天フリマ「フリル」でも振袖複数出品、メルカリとともに商品を非表示に

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Kim Kyung Hoon/Reuters

晴れ着のレンタル・販売業者「はれのひ」で手配した振袖が、成人の日の着付け会場に届かず、連絡も取れなくなっている問題。

Twitterなどで「振り袖がフリマアプリに大量出品されているのでは」と騒動になり始めたのを受けて、メルカリのほかに、楽天のフリマサイト「フリル」も1月10日午前、SNSで指摘されたものと同一と思われるアカウントの商品情報を非表示にした。

現時点ではフリルもメルカリも、はれのひとの関連性は確認できていない。「法人による出品」を禁止する利用規約違反が疑われることから、アカウントの運用を抑制する措置を取っている形だ。

なお、フリルのアカウントに記載された出品に関する情報は、フリマアプリ「メルカリ」で振り袖を複数出品し、出品情報が非表示となったアカウントと酷似していることがわかっている。

フリルの担当者によると、非表示にしたアカウントは1月9日ごろから、Twitterで、大量の振袖を出品していると指摘された。

同アカウントは、数カ月前から振袖を中心に出品を始めている(はれのひとの関連は確認できていない)。フリルは、このアカウントの商品数や、法人かどうかを判断する基準を明らかにしていないが、商品の数や出品の頻度などから、法人出品の可能性を調査している。

フリルの担当者は「24時間体制で出品状況をパトロールしているが、今後は引き続き、パトロールを強化する」としている。

一方メルカリも「はれのひ関係者という事実は確認されていない」

フリルが商品を非表示にしたアカウントと酷似した名前・プロフィール(商品関連の情報)のアカウントは、メルカリでも出品ページを持っている。フリルと同じように、商品は非表示になっている。

この「当該アカウント」が、フリルのアカウントと共通性があるのかどうか、メルカリは明らかにしていない。メルカリは10日、プレスリリースで、

メルカリ上で『振袖』を複数出品しているアカウントが『はれのひ』の関係者ではないかという憶測がなされておりますが、現時点でそのような事実は確認されておりません」とした上で、「なお、インターネット上でその関連性が指摘されている該当アカウントにつきましては、『はれのひ』との関係性の有無にかかわらず、法人利用の禁止という利用規約違反の疑いがあるため出品中の商品を一時的に非公開とし、商品の入手先や本人確認を行っております。

と発表している。

C2Cサービスが抱える「不安」にスポットが当たった

両陣営ともに、関連性が確認できないにも関わらず実質的なアクションを起こした。これはフリマサービスが潜在的に抱える、ある種の「不安」を直撃したからだとも言える。こうした問題が起こる可能性がゼロではなく、また事実確認が困難であることは、ユーザーも運営者(プラットフォーマー)もわかっているということではないか。

(文・木許はるみ)

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