室内競技が行われる江陵(カンヌン)オリンピック・パーク。
Pyeongchang 2018
オリンピックの開催地に選ばれると、開催国の政府は多くの場合、豪華な施設の建設に巨額のコストを費やす。
韓国で開催される、2018平昌冬季オリンピック大会も例外ではない。
韓国政府は、オリンピックの開会式と閉会式が開催される平昌(ピョンチャン)の新しいスタジアムの建設費6260万ドルの半分を負担する。またメイン会場となるアルペンシア・スキーリゾートに15億ドル以上を投入。韓国は合計で約129億ドルを2018平昌冬季オリンピック大会に費やしている。2011年、オリンピック招致に成功した時の見積額の2倍近くの金額だ。
一方、コストを抑えた施設もあり、雪の中で開催を待っている。他にも複雑なカーブを描く施設もあり、未来的な姿を見せている。
平昌オリンピックの施設を見てみよう。
2018冬季オリンピック大会は韓国のスキーリゾート、平昌(ピョンチャン)で開催される。
韓国・平昌のアルペンシア・リゾート。
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アルペンシアスキーリゾートは、ジャンプ、バイアスロン、クロスカントリー、リュージュなど屋外競技のメイン会場となる。7つの施設がある。
アルペンシア・スキージャンプ・センター。
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アルペンシアスキージャンプセンター。完成は2008年、大小2つのジャンプ台を備える。急だ。
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下には選手の彫刻。
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バイアスロン、クロスカントリーが行われるアルペンシアクロスカントリーセンター。観客は建物の中から観戦することもできる。
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広さ44エーカーのオリンピックスライディングセンター。ボブスレー、スケルトン、リュージュの会場となる。完成は2017年末。
Pyeongchang 2018
建設費は約1億1450万ドル。
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スラローム競技は、龍平(ヨンピョン)アルペン競技場で開催。メインビルディングは韓国の伝統的なデザインを踏襲。
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ドラゴンゾーンと呼ばれる山頂は標高約1600メートル、高低差は約770メートル。
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選手が宿泊する平昌(ピョンチャン)のオリンピック村。15階建てのビルが8棟。
Pyeongchang 2018
選手村には食堂、ランドリー、売店、銀行、郵便局、レクリエーション施設がある。部屋はシンプルで、ベッドには明るい色の掛ふとん。
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フリースタイルスキーとスノーボードはフェニックススノー競技場で開催。
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選手はスロープの上からスタートする。
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最新、最大の施設の1つは海岸の都市、江陵(カンヌン)のホッケー会場。2017年に完成。
江陵(カンヌン)ホッケーセンター。
PyeongChang
八角形の会場は1万人を収容。
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江陵(カンヌン)カーリングセンター。2015年に改修され、今はブルーの装飾が施されている。
Pyeongchang 2018
4つのリンクがある。
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丸みを帯びた、江陵(カンヌン)アイスアリーナ。ショートトラックスピードスケート、フィギュアスケートが開催される。
Gangneung Ice Arena
夜はライトアップ。
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内部。ブルーの座席が会場を埋め尽くす。
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江陵(カンヌン)スピードスケート競技場。
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内部。氷の上にはブルーのアクセント、オレンジ色の座席が囲んでいる。
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関東(クァンドン)ホッケーセンターも洗練された、シルバーの外観。
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内部は他の施設と似ているが、座席は小さめ。
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平昌(ピョンチャン)オリンピックスタジアム。開会式と閉会式が開催される。レッドとオレンジの座席が印象的。
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2018平昌冬季オリンピック大会の開催日程は、2月9日〜25日。
[原文:South Korea spent over $1 billion on these mega-venues for the 2018 Winter Olympics — take a look]
(翻訳/編集:増田隆幸)