ビットコインを支えるテクノロジーはまだ発展の途中

データセンターに並ぶサーバー

アイスランドにあるデーターセンターに設置されたサーバー。

Thomson Reuters

  • 仮想通貨とブロックチェーンに関する幅広い分析の中で、クレディ・スイスはビットコインは2025年に成熟期を迎えると述べた。
  • 市場関係者は2018年は「人気を集める仮想通貨が現れ」、「新しい仮想通貨の発行者や新しい仮想通貨が登場」する1年になると期待している。

ビットコイン、そしてそれを支えるブロックチェーン技術について記事や報道は、大げさになっている面もある。だが、ブロックチェーン技術はまだ発展の途中段階にある。

分散化した台帳と説明されるブロックチェーンは、ビットコインを支える技術として知られている。だがそのポテンシャルは、仮想通貨や金融サービスの世界に留まらないとクレディ・スイスは分析した。

同金融機関によると、世界経済フォーラムの調査では、エグゼクティブの58%は世界のGDPの10%は「2025年までにブロックチェーンで保有されるようになる」と予測している。

クレディ・スイスは2025年、ブロックチェーン技術が成熟期を迎えると見ている。今はまだプロトタイプと試験段階の中間にある。

市場関係者は2018年は「人気を集める仮想通貨が現れ」、「新しい仮想通貨の発行者や新しい仮想通貨が登場」する1年になると期待していると同金融機関は記した。

下図は、ブロックチェーンの発展度合いを記したチャート。

ブロックチェーンの発展度合いを記したチャート

Credit Suisse

2017年、ブロックチェーンに関して数多くの取り組みが実現した。例えば、金融サービスの領域では、多くの銀行がブロックチェーンの可能性をテストするために共同事業を開始した。

例えば2017年11月、UBSは多くの銀行とテスト事業を行うことを発表。これは今年2018年にヨーロッパでスタートした規制改革、第2次金融商品市場指令(MIFID II)に備えるためのものだ。

第三者機関を使ってデータをチェックし、各機関のデータの正確性についてのフィードバックを受ける代わりに、金融機関はブロックチェーンを活用する。

だがクレディ・スイスによると、ブロックチェーンの恩恵を受けるのは金融機関だけではない。

「消費者向けの製品や製造業など、実世界での利用シーンが広がる可能性のある領域はある。2017年、ブロックチェーンの活用を始めた企業は少なくない」

2018年は、重要な1年になるとクレディ・スイスは記した。

「ブロックチェーンを使ったソリューションは、“手の届く製品やサービス”として実用化が進んでいる。例えば、支払いや売買の決済などでの使用例がすぐに明らかになるだろう」

[原文:The technology behind bitcoin is only halfway through its evolution

(翻訳/編集:増田隆幸)

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