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- 韓国は700社、5万2000店舗が参加する42日間のショッピング・フェスティバルを開催する。
- その目的は、2月9日に開幕する平昌オリンピックのチケットの売り上げを伸ばすことだ。
- 冬季五輪のチケットは12月の時点で、61%しか売れていない。
韓国は、2月9日~25日に平昌(ピョンチャン)で開かれる冬季オリンピックのチケットをもっと外国人に購入してもらおうと、42日間のショッピング・フェスティバルを開催する。
「コリアグランドセール(Korea Grand Sale)」は、1月18日から始まり、700社、5万2000店舗が参加する。
聯合ニュースによると、外国人観光客はフライトや宿泊、レストラン、観光地などで値引きが受けられるという。
アシアナ航空は韓国行きのフライトを最大60%オフで、格安航空会社(LCC)のチェジュ航空は最大95%オフで提供する。
こうした大幅な値引きは、2月に開催される平昌オリンピックにより多くの観客を呼び込もうとするものだ。
チケットの売れ行きは鈍く、12月24日現在で107枚のうち65万5000枚、つまり61%しか売れていない。
北朝鮮のミサイルの脅威や、米軍による韓国への新型迎撃ミサイルTHAAD配備に対する報復措置として、中国が韓国への団体旅行を禁止したことが影響している。
開催地である平昌の周辺に、他の目ぼしい観光資源がないことも、客足を鈍らせているのかもしれない。
(翻訳/編集:山口佳美)