冬季五輪の開催地、平昌とは?
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冬季五輪の開催地である韓国の平昌(ピョンチャン)は、100万人近いアスリートと観客を迎え入れる。
平昌郡は、生活するにも観光するにも、世界で最も安全な場所の1つだ。だが、1つ大きな問題がある。弾道ミサイルや核兵器の実験が相次ぎ、戦争の可能性もささやかれる北朝鮮との国境から、わずか50マイル(約80キロメートル)しか離れていないのだ。
険しい山や谷を越えて広がる平昌郡の面積は、東京都の約3分の2。4万3000人以上が暮らし、その多くは農業に従事している。
2018年冬季五輪の開催地を紹介しよう。
平昌(ピョンチャン)は、北朝鮮の国境と韓国の首都ソウルから、ほぼ同じくらいの距離に位置する。
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新しいオリンピックスタジアムでは最近、コンサートも開催された。3万5000人が収容できるスタジアムには屋根も暖房設備もなく、6人が低体温症になった。1年のうち、1月は最も冷え込みが厳しい。
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極上のスキーコンディションを求め、多くの人が冬の平昌を訪れる。最大のリゾート施設「アルペンシアリゾート」には、スキーやスノーボードが楽しめるスロープが6つある。
PyeongChang Olympic Winter Games Committee/Reuters
出典:韓国観光公社
主な交通手段は、自転車、公共バス、自動車だ。オリンピックの開催に合わせて開通する高速鉄道を使えば、ソウルからは1時間ちょっとでアクセスできる。
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出典: Olympic Games
山間の町、大関嶺面(テグァルリョンミョン)では、羊牧場を見て回ったり、乗馬、チーズ作りが楽しめる。牧場は韓国映画のセットとして、しばしば使用されている。
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平昌で開催される2018年冬季五輪は2月9日に開幕し、それに合わせて多くの外国人観光客がこの地を訪れることになる。12月下旬の時点で、約100万枚のチケットのうち61%が売れている。
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出典:CNBC
オリンピックの開幕が近づくにつれ、韓国に注目が集まっている —— その隣国、北朝鮮にも。
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[原文: What it's like in Pyeongchang, South Korea — the host city of the 2018 Olympics ]
(翻訳:まいるす・ゑびす/編集:山口佳美)