760億円超! 英ヘンリー王子の婚約者がもたらす経済効果

メーガン・マークル

デザイナーたちは、メーガン・マークルにちなんで、商品の名前を変更している。

AP Photo/ Dominic Lipinski, Pool

  • イギリスのヘンリー王子との結婚を5月に控える婚約者のメーガン・マークルは、すでにファッション・アイコンとしての地位を確立している。
  • メーガンは、ウィリアム王子の妻キャサリン妃に続き、イギリスのファッション業界に大きな経済効果をもたらす存在になりそうだ。キャサリン妃が与える経済効果は、2012年の推定で年間10億ドル(約1100億円)を超える。
  • メーガン効果」は絶大で、キャサリン妃を追い抜きそうな勢いだ。

現在のキャサリン妃、ケイト・ミドルトン同様、メーガン・マークルは王子との婚約を発表した瞬間、ファッション・アイコンとなった。

36歳のアメリカ人女優は今や、イギリス、アメリカ両国のファンの注目の的だ。

彼女が身につけるもの、すること全てが崇拝され、それがイギリス経済に何百億円もの効果をもたらしている。

イギリスのブランドコンサルティング会社「ブランド・ファイナンス(Brand Finance)」の推定によると、メーガンの王室入りは2018年、5億ポンド(約768億円)の経済効果を生み出す可能性があるフォーブスは報じている。だが、これは始まりにすぎない。2011年のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚を考えれば、イギリス国民のメーガン熱は時間とともに高まる一方だろう。子どもを授かれば、なおさらだ。

メーガンは、イギリスのファッション業界に年間約10億ドルの経済効果をもたらすファッション・アイコン、キャサリン妃と同じ道をたどっている。

だが、メーガンとそのスタイル —— キャサリン妃に比べ、明らかにトレンディーで、伝統にとらわれない —— のファンは、アメリカ、カナダ、そしてイギリスにもいるため、「メーガン効果」は一気に「ケイト効果」を超える可能性もある。

メーガンがどのようにイギリス王室に足掛かりを得たのか、見てみよう。

(敬称略)


「世界で最も結婚したい独身男性」の1人と言われてきたヘンリー王子の未来の妻として、メーガンが王室入りすることで、イギリスでは2018年、5億ポンドの経済効果が見込めると、ブランド・ファイナンスは見ている。

ヘンリー王子とメーガン・マークル

AP Photo/Matt Dunham

出典:PeopleForbes

5月に行われる2人の結婚式で、観光や旅行も増えそうだ。レストランやホテル、パーティー、祝賀会だけでなく、Tシャツや帽子、旗といった結婚式関連の記念商品の売り上げも見込まれる。

メーガン・マークル

Christopher Furlong/Getty Images

2011年にウィリアム王子と結婚したキャサリン妃の場合、こうした現象は「公爵夫人効果」もしくは「ケイト効果」と呼ばれている。キャサリン妃やその子どもたちが着用した物は全て、飛ぶように売れる。一夜にして、まさにトレンド・セッターとなったのだ。

キャサリン妃とウィリアム王子

Getty/Julian Finney

ニューズウィークは2012年、この「ケイト効果」が年間10億ドル以上をイギリスのファッション業界にもたらしたと見積もった。だが、「メーガン効果」は急速に広まっており、その影響力はすぐに、未来の義理の姉を上回るのではとの見方もあるほどだ。

キャサリン妃

Getty

出典:Harper's Bazaar

11月下旬の婚約発表の際に着用した、カナダのブランド「ライン(Line)」の750ドル(約8万円)の白いウール・コートは数秒で完売し、その名は「メーガン(The Meghan)」と改められた。同社の社長ジョン・マスカット(John Muscat)は、「皆が同じコートを手に入れようとしている」が、「限定商品であるべきだ」と述べている。

婚約発表

Chris Jackson / Getty

出典:People

ヘンリー王子に同行した初めての公務では、スコットランドのブランド「ストラスベリー(Strathberry)」の675ドル(約7万円)のバーガンディー色のハンドバッグを持っていた。11分で完売し、「メーガン・バッグ(Meghan Bag)」に改名された。

初公務

AP Photo/Frank Augstein

出典:PeopleStrathberryHarper's BAZAAR

事実、ヘンリー王子のフィアンセとして、メーガンがこれまでに公の場で着用したほぼ全てのファッション・アイテムが完売している。オーストリアのブランド「ウォルフォード(Wolford)」の、約250ドル(約3万円)の黒いタートルネックを除いては。

黒のタートルネックを着たメーガンとヘンリー王子

WPA Pool/Getty Images

出典:People

「ライン」の社長マスカットは、メーガンとそのスタイリストとは数年にわたり、仕事を共にしていると言う。「新しいことを求める人で、少し驚かされるようなところがある」と、ピープル誌に語っている。

メーガン・マークル

Christopher Furlong/Getty Images

出典:People

メーガンは数年にわたり、ファッションやライフスタイルのブログを運営、インスタグラム(Instagram)では数百万のフォロワー向けに、たびたび私物の衣服やアクセサリーの写真を共有している。ヘンリー王子との婚約発表後、その影響力は高まるばかりだ。ニューヨーク・タイムズは「並外れたインフルエンサー」と呼ぶ。

メーガン・マークルとヘンリー王子

Vaughn Ridley/Getty Images

出典:The New York Times

メーガンはアメリカ人だが、テレビドラマ「スーツ(Suits)」の撮影でここ数年、カナダで暮らしていた。これが世界中のファンの獲得につながった。

メーガン・マークル

Photo by Charles Sykes/Invision/AP

だが「ケイト効果」が示した通り、その影響力は結婚前後の数カ月をはるかに超えて及ぶ。レッドカーペットの常連であるアメリカ人女優メーガンにとって、王室入りはシンプルにその地位を高めるものだ。

メーガン・マークル

Evan Agostini/Invision/AP

[原文:Meghan Markle has proved her dominance over the 'Kate effect' — and it's worth $677 million

編集部より:初出時、「イギリス経済に何千万円もの効果をもたらしている」としておりましたが、正しくは「イギリス経済に何百億円もの効果をもたらしている」です。訂正致します。 2017年1月23日

(翻訳:Ito Yasuko/編集:山口佳美)

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