ビットコインは、持ち直してきたようだ。
Markets Insider
韓国では、仮想通貨の取り引きが盛んだ。
だからこそ、韓国政府が打ち出した仮想通貨の取引所の閉鎖方針に 、世界の市場が反応した。
韓国国内では、22万人以上がオンラインの嘆願書に署名し、「夢」を奪うなと訴えている。
「韓国では、自分で家を買うのは難しい。どうすれば買えるのかすら分からない」嘆願書は言う。「どうしたらやりたいことをやりながら生活していけるのか、分からない」
一部で「仮想通貨の大虐殺」とも呼ばれた仮想通貨の暴落の後、韓国のオンライン・コミュニティー「DC Inside」には、ユーザーの過激なコメントや、怒りのあまり破壊した物の画像が投稿されていて、彼らの苛立ちぶりがよく分かる。
こうしたコメントや画像はおもしろい。だが、韓国政府の仮想通貨(特に仮想通貨に多額の投資をしている人たち)に対するアプローチの持つ意味を如実に示してもいる。
韓国では、仮想通貨の取り引きは実入りのいい投資だ。15歳~29歳の失業率は11%で、政府によると、アパートを借りるのに必要な一時預かり金は、2007年~2016年で73%上がった。
仮想通貨の投資家たちの反応をいくつか紹介しよう。
あるユーザーはこう書いた。「45%を失って、モニターを粉々にした」
dcinside
こちらのユーザーは、もう取り引きはしない、ラップトップを投げ捨てたと言う。少し落ち着いてから開いてみると、壊れていた。
dcinside
別のユーザーは、一筋の涙の写真を投稿。「なんで? これからちょっと稼ぐって言ったのに」「どうして禁止するの? 」
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このユーザーは、怒りのあまり机を5回叩いたら、モニターが落ちたと言う。
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こちらのユーザーは、イライラを発散するために浴室へ行ったのだと言う。「やっちまった……。で、どこでシャワー浴びればいい? 」
dcinside
リップル(Ripple)のある投資家は、50%を失い、モニターを壊した。「もし自分がまた仮想通貨の取り引きに参加したら」彼は言う。「人間じゃない」
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こちらの投資家は35%を失い、モニターだけでなく、机まで破壊したと言う。
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別の角度から見た画像もアップ。
dcinside
このユーザーは、食事中に反応してしまったのだと言う。「なんで俺の人生はいつもこんな風になるんだ? 」「掃除する気にもならないよ」
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「邪魔しないで」約7万5000ドル(約830万円)を失ったあるトレーダーは言う。「何をするか分からないよ」
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こちらのユーザーは、椅子でドアを殴ったと言う。「死んだ方がまし? 」
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別のユーザーは、気分が悪くなって、顔を洗いに行ったのだと言う。結果、洗面台を壊しただけ。
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別のトレーダーは言う。「最悪だ。どうにもならない。最低だよ。何もかも諦めた」
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[原文:Some cryptocurrency traders in South Korea took the bitcoin 'bloodbath' to a whole new level]
(翻訳/編集:山口佳美)