ネットフリックスが“15分番組”を強化、ターゲットはモバイルユーザー

グラフ:ネットフリックスの登録者数(全世界とアメリカ国内比較)=横:2014第2四半期~2017第4四半期、縦:人数(100万単位)

BI Intelligence

ネットフリックス(Netflix)は今後数カ月で、15分のスタンドアップ・コメディ番組をシリーズ配信すると発表した。これは同社が、短時間のコンテンツに注力しつつあることを示している。芸能情報サイト、バルチャー(Vulture)が伝えた。

このコメディー・シリーズ(タイトル未定)には、新ネタと定番ネタが含まれ、同社の短時間コンテンツのラインナップを拡充する。すでに同社は2017年、15分番組を「フォックス・デジタル・スタジオ(Fox Digital Studios)」から追加している。

15分のコメディー番組の配信は、モバイルでの視聴者の獲得を目指すものだ。モバイルでの視聴者は短かく、気軽に楽しめるコンテンツを好む。モバイルで視聴されるビデオの47%は20分以内で、さらに39%は5分以内と、動画管理プラットフォームのウーヤラ(Ooyala)はバラエティで明らかにしている。

モバイルユーザーにアピールすることで、ネットフリックスはYouTubeに並ぼうとしている。YouTubeは2017年、iPhoneとAndroidからの平均月間利用者数でトップだ

ネットフリックスの短時間コンテンツの拡大は、長時間動画に注力するFacebookのコンテンツ戦略とは対照的。Facebookは2017年12月、リピート視聴される長時間動画に重点をおくと発表。これは、同社のWatchタブを“のんびり”視聴するユーザーを増やしていくための戦略の一環となる。

一方、ネットフリックスは短時間コンテンツに注力することで、モバイルで動画を気軽に見るユーザーを獲得していく。こうしたユーザーは現在、FacebookやYouTubeで短時間ビデオを見ている。

実際、ネットフリックスは短時間コンテンツに注力することで、契約者数が急増した。アナリストの予測を上回り、2017年第4四半期には世界で契約者数が830万人増加、総契約者数は1億1800万人となった。

同社は2018年、コンテンツとマーケティングにそれぞれ最大で80億ドル(約8700億円)と20億ドル(約2200億円)を投じ、引き続き、契約者数の獲得を目指す。

[原文:Netflix pushes further into short-form content

(翻訳:Ito Yasuko/編集:増田隆幸)

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