スパコン助成金の詐取事件、世耕大臣「政治家の関与なし」 国会で答弁

kokkai

撮影:今村拓馬

PEZY Computing(東京・神田)のスーパーコンピューター開発をめぐる助成金詐取事件に関し、世耕弘成経済産業相は2018年1月30日午前に開かれた衆議院予算委員会の質疑で、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成金採択の過程で、「現時点で確認できる範囲では、政治家の関与はなかった」と答弁した。

今井雅人衆院議員(希望の党・無所属クラブ)の質問に答えた。

世耕氏は、NEDOの助成金採択に関わった外部有識者56人のうち52人に聞き取り調査をした、としている。

「採択に関わった外部有識者56人に聞き取り調査」

PEZY Computingの申請内容

NEDOが公開している「平成24年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業」の採択事業概要より。

世耕氏は答弁の中で、NEDOの採択委員は非公開で選ばれ、審査が終了するまで応募する事業者には分からない仕組みになっていると説明。

一般論として「委員への働きかけというのは想定できないと思うが」とした上で、自身の指示で同社が受けた過去5回のNEDOの助成金の外部有識者56人に直接連絡をして調査したことを明らかにした。

外部有識者56人のうち52人とは連絡がつき、いずれも「政治家や政治家からの委託を受けた経産省職員からの働きかけはなかった」との回答を得たという。

連絡がつかなかった4人のうち2人は亡くなっており、1人は海外にいるため確認中、もう1人は退職しており所在不明と説明した。

PEZY社の元社長・齊藤元章容疑者は1月24日、2014年12月期までの5年間に法人税計約2億3100万円を脱税した疑いで、東京地検特捜部に再逮捕された。

(文・伊藤有)

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