メルカリが仮想通貨の「ハードウェアウォレット」出品を禁止、コインチェック関連二次被害防止に対応

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メルカリは2018年1月31日、仮想通貨を保管する「ハードウェアウォレット」に対して出品禁止措置をとったと公表した。メルカリアプリの「ニュース」でユーザーに向けて通知した。

ハードウェアウォレットとは、仮想通貨を安全に手元に保管するために使われるデバイス。市場では現在、いくつかあるハードウェアウォレットが入手しづらい状態になっている。これは、コインチェックの巨額流出以降、取引所から不要な仮想通貨を安全なウォレットに移動しておこうという機運が高まっていることが背景にある。

アマゾンで販売されているハードウェアウォレット

アマゾンで販売されているハードウェアウォレット。

メルカリは出品禁止を知らせる通知のなかで、

「購入されたハードウェアウォレットに不正なプログラムが組み込まれていた場合、暗号通貨が盗まれてしまう可能性があり、また出品者の方も意図せずトラブルに巻き込んでしまうリスクを考え、ご利用の皆さまの安全のための措置となりますことをご理解ください」

と説明している。同様の措置が他のオークションやC2Cサービスなどにも波及するのかは推移を見守っていく必要がある。

ハードウェアウォレット出品禁止の一文

メルカリが配信したハードウェアウォレットを出品禁止にしたことを知らせる通知。

(文・伊藤有)

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