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- アリババは、キャッシュレス・スーパー「Hema(盒馬)」を拡大させている。
- Hemaは魚介類を含む豊富な生鮮食品を取り扱い、人気を集めている。客は商品を選び、店内のキッチンで調理してもらうこともできる。
- また、オンラインで注文すると、30分以内に配送してくれる。
- スマートフォンで支払いできる。
中国最大のEC企業アリババは、キャッシュレス・スーパーの展開を進めている。アメリカには類を見ないスーパーだ。Hema(盒馬)は、2018年中に中国国内の店舗数を現在のほぼ2倍となる約60店まで拡大させる計画。
Hemaでは客は、アマゾンのレジなし店舗、Amazon Goと同じようにスマートフォンを使って支払いを行う。
だが、HemaにはAmazon Goにはない2つの大きなサービスがある。要望に応じて、客が購入した商品を調理するシェフと、30分以内で配送するオンライン注文だ。
アリババが展開するキャッシュレス・スーパー「Hema」を見てみよう。
Hemaは、急成長中している。主に肉、魚介、野菜や果物などの生鮮食品、および加工食品を取り扱っている。
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店内には、広い魚介類売場があり、客は選んだ商品をキッチンで調理してもらうことができる。
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袋に入れて生きたまま持ち帰り、自分で調理することも可能。30分以内に配送してもらうこともできる。
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店内で食べることもできる。約100人が着席できる食事スペースがある。
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商品にはすべてバーコードが付いている。バーコードをスキャンするだけで、生産地、配送情報、栄養分を確認できる。
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Hemaアプリは、客がスキャンした商品に応じてレシピや類似商品を提案。
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店舗に行かなくても、アプリで店内の全ての商品を注文できる。
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店舗はオンライン注文の倉庫も兼ねている。客に混じって、店員がオンライン注文の商品を再利用可能なバッグに詰める。
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詰め終わったバッグを運搬用ベルトに置くと、壁に沿って天井まで運ばれていく。
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その後、バッグは客の頭上を通り、隣接した配送センターへと運ばれる。
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注文から30分以内で商品を発送。
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各店舗は1日あたり数千件のオンライン注文を処理している。
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店舗で買い物した場合は、スマートフォン、もしくは顔認証端末で支払い処理を行う。
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端末で顔をスキャンすると、アリババのモバイル決済システム「アリペイ」のアカウントにリンクされる。客はそのまま帰るだけ。
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[原文:China has a supermarket unlike anything in the US — and it has 2 major advantages over Amazon Go]
(翻訳:まいるす・ゑびす/編集:増田隆幸)