NYダウ、史上最大の下げ、だがパーセンテージで見ると違う

株式市場のイメージ

Thomson Reuters

  • 2月5日(現地時間)、ニューヨーク株式市場は大幅に下落。
  • NYダウ(ニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均)は1175.21ドル安で取り引きを終えた。1日の下げ幅としては過去最大。
  • 金融危機、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件での下げ幅を抜いた。

休み明けの5日午後、ニューヨーク株式市場は大幅に下落。

NYダウ(ニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均)の下げ幅は一時、1500ドルを超え、1175.21ドル安で取り引きを終えた。1日の下げ幅としては過去最大。

これまでの1日の最大の下げ幅は、2008年9月29日の777.68ドル。2008年の金融危機では、過去の5大下げ幅のうち3つを記録、4番目の下げ幅はアメリカ同時多発テロ事件のあとだった。

NYダウは、2日金曜日に続けて急落。金曜日は665.75ドル安となった。1日の下げ幅としては7番目。

NYダウ1日の最大の下げ幅グラフ

Business Insider/Andy Kiersz, data from Yahoo Finance

だが下げ幅は、「パーセンテージ」ではないことは要注目。NYダウはここ数十年、上昇を続けていた。大幅下げでもパーセンテージで見ると小さい。5日の下げ幅は4.6%の下げにあたる。一方、1987年のブラックマンデーでは22.6%、1929年の世界大恐慌では12.8%下げた。

[原文:Here are the biggest one-day point drops in the Dow's history

(翻訳/編集:増田隆幸)

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