ライブ中継中! 火星軌道を目指すイーロン・マスクのオープンカー

宇宙空間に浮かぶテスラ・ロードスター

SpaceX/Youtube

  • スペースXの大型ロケット「ファルコン・ヘビー」が2月6日(現地時間)午後、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた
  • 試験飛行用の鉄製もしくはコンクリート製のブロックの代わりに、同社CEOイーロン・マスク氏のテスラ・ロードスターを搭載。真っ赤なオープンカーには「スターマン」と名付けられたダミー人形が乗っている。
  • マスク氏によると、ロードスターには3台のカメラが取り付けられ、火星軌道を目指す飛行中の「素晴らしい映像」を届けてくれる。

鉄製もしくはコンクリート製のブロックの代わりに、スペースXのCEOイーロン・マスク氏は、同社の大型ロケット「ファルコン・ヘビー」に自身が所有する真っ赤なテスラ・ロードスターを搭載。6日午後、NASAケネディ宇宙センターからの打ち上げに成功した。

打ち上げポジションについたスターマン

打ち上げポジションについたスターマン

Elon Musk/SpaceX; Instagram

ロードスターには、スタイリッシュで機能的な同社の宇宙服に身を包んだ「スターマン」が乗っている。

もし全てが予定どおりなら、真っ赤なロードスターは実際に、火星軌道に乗る。そして何億年、何十億年も宇宙空間を飛び続ける。

スペースXはロードスターに3台のカメラを取り付けた。すでに飛行中の映像を送ってきている。

「ロケットの上段には様々なセンサーが搭載され、多くのデータを送ってくる。だが最も楽しいのは、ロードスターに取り付けられた3台のカメラだと思う」と打ち上げ前の5日、マスク氏は取材に答えた。

「全てが上手く行けば、素晴らしい映像が届くはずだ」

困難な飛行

ロードスターは映像を届けるために旅立った。

打ち上げに先立ちスペースXは、ファルコン・ヘビーの打ち上げとブースターが帰還して着陸するプロセスを解説したアニメーションを公開した

打ち上げ後、最初に2基のブースターが切り離され、フロリダの着陸地点を目指す。再整備して再使用するためだ。中央の1本は、観測機器などを載せた部分をもう少し先まで運ぶ。その後、大西洋上のドローン船まで戻ってくる(現時点では、無事に戻ってくるか否かはまだ分からない)。

ファルコン・ヘビーの上段は今、強力な放射線のバンアレン帯を飛行している。通過するには約6時間かかる。すでに中央の1本も切り離され、上段は慣性飛行を行っている。マスク氏が述べた「素晴らしい映像」は本当に印象的。ライブ中継で見ることができる。

ロードスターは約6カ月間、2億マイル(約3億2000キロメートル)を飛行して火星軌道を目指す。上手く行けば、その過程で我々は、見たこともない映像を見続けることができる。

[原文:The Tesla Roadster that SpaceX launched to Mars orbit is equipped with cameras — and Elon Musk has promised epic views

(翻訳/編集:増田隆幸)

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