アップルウォッチの年間販売台数と成長率。
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カナリス(Canalys)の最新レポートによると、アップルは2017年第4四半期に800万台のApple Watchを売り上げた。アップルだけでなく、ウェアラブル業界全体で見ても過去最高の四半期となった。
最新モデルのSeries 3が成長の立役者だ。
最新モデルは2017年9月に発売されたばかりだが、2017年の売上台数の半分近くを占めた。つまり、1年の最後の4カ月で880万台を売り上げたことになる。しかもその大半は第4四半期の3カ月に集中した。
2016年に売り上げは落ち込んだが、第4四半期におけるアップルウォッチの成功は、2017年全体の売り上げを押し上げた。2017年の売上台数は1830万台、2016年の1190万台と比較すると54%の成長。2016年は2015年の1200万台から1%減少していた。
特に単体での通信機能、そして新しく追加された機能や使用方法によってスマートウォッチの魅力が高まっていることはデータから見て取れるが、まだ必須アイテムとは言えない。
2017年、通信機能付きモデルの台数は240万台、一方、通信機能のないモデルはその2倍以上の640万台。通信機能付きモデルは、通信機能のないモデルを上回る需要をまだ生み出していないが、消費者の手に渡った通信機能付きのモデルはきっと新たな使用方法を生み出し、2018年、さらなる需要を生み出すだろう。
[原文:Apple had the best quarter ever for any wearable vendor in 2017]
(翻訳:まいるす・ゑびす/編集:増田隆幸)