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スケルトンは冬季五輪の中でも、最も手に汗握る競技の1つだ。
オリンピックの栄光を求めて、選手たちはそりに飛び乗り、平均時速100キロメートルで、1200メートル以上の傾斜があるアイストラックを疾走する。
だが、その迫力だけがスケルトンの魅力ではない。ファッション性も素晴らしい。
選手たちは自身のヘルメットに、自分の国や競争心の象徴、好きな映画など、さまざまなデザインを施している。こうしたヘルメットを身に付けて、フィニッシュラインに飛び込んでくる様子は圧巻だ。
平昌オリンピックの出場選手たちがかぶっている、Business Insiderのお気に入りをいくつか紹介しよう。
ガーナ代表、アクワシ・フリンポン選手
Matthias Hangst/Getty Images
平昌オリンピックに出場する、唯一のガーナ代表選手。ヘルメットには、ライオンから逃れるうさぎが描かれている。これは彼の人生を比喩的に表したものだ。
カナダ代表、ケビン・ボイヤー選手
Matthias Hangst/Getty Images
オリンピック代表に初めて選ばれたボイヤー選手は、オリンピックに向け、クラウドファンディングで資金を調達しようと試みた。先住民族のハイダ族にインスパイアされたビーバーが描かれている。
韓国代表、尹誠彬(ユン・ソンビン)選手
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韓国の尹誠彬選手は、スケルトン男子の金メダル最有力候補だ。映画『アイアンマン』の大ファンで、氷上では主人公トニー・スタークになりきる。
ドイツ代表、クリストファー・グローテア選手
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グローテア選手のヘルメットには、ドイツの国章である黒い鷲があしらわれている。
カナダ代表、デーブ・グレシュチシン選手
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グレシュチシン選手のヘルメットには、今にも襲い掛かってきそうなグリズリー・ベアが描かれている。
ルーマニア代表、マリアマリネラ・マジル選手
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マジル選手のヘルメットは、彼女が常にアイストラックを見ていることを示している。
オーストラリア代表、ジャクリン・ナラコット選手
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ナラコット選手は、グリーンとゴールドというオーストラリアのナショナル・カラーを身に付けて、アイストラックを疾走する。
アメリカ代表、ケイティ・ユーランダー選手
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ユーランダー選手のヘルメットには、彼女をフィニッシュラインへと導くアメリカの国鳥ハクトウワシが描かれている。
日本代表、高橋弘篤選手
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高橋選手のヘルメットには、スケルトン競技の中でも最もまばゆいばかりのデザインが施されている。
イタリア代表、ジョゼフ・ルーク・チェッキーニ選手
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チェッキーニ選手の骸骨のデザインは、スケルトン競技にぴったりだ。
カナダ代表、バレ・マルティノ選手
Matthias Hangst/Getty Images For IBSF
マルティノ選手はデザイン通り、果敢にアイストラックを攻める。
ラトビア代表、トマス・ドゥクルス選手
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完全に真っ黒なドゥクルス選手のヘルメット姿は、まるでスーパーヒーローのようだ。
(翻訳/編集:山口佳美)