対話と戦争、両方の準備はできている —— 北朝鮮が主張

大型スクリーンに映し出された金正恩氏

STR/AFP/Getty Images

  • 北朝鮮は、アメリカとの「対話と戦争、両方に向けて十分な準備ができている」と述べた。
  • 朝鮮中央通信(KCNA)は19日、北朝鮮にダメージを与えたり、韓国との関係改善を妨げようとするアメリカは「ナイーブかつ無謀」だと報じた。
  • このコメントは、よりソフトなアプローチを示唆しつつも、北朝鮮に対して最大限の圧力をかけ続けると述べた、アメリカのティラーソン国務長官の発言を受けてのものと考えられる。

北朝鮮は対話と戦争、両方に向けて十分な準備ができている。19日(現地時間)、朝鮮中央通信が報じた。

その論説で、朝鮮中央通信は、軍事オプションをテーブルに残し続けることで、アメリカが北朝鮮と韓国の関係を邪魔しようとしていると述べた。

「これは明らかに、北朝鮮と韓国の関係改善を阻み、朝鮮半島の軍事的緊張を再び高めようとする恐ろしい企ての表れだ」朝鮮中央通信は言う。

この記事ではまた、「朝鮮民主主義人民共和国は、対話と戦争、両方に向けて十分な準備ができている」とし、北朝鮮に「ダメージを与えよう」とするアメリカは「ナイーブかつ無謀」だと述べている。

この声明は、アメリカのティラーソン国務長官がテレビ番組「60ミニッツ」で、「最初の爆弾が落とされるまで」北朝鮮と外交努力を継続していく考えを示した直後に出された。

「厳密にはどのくらい時間が残されているのか分からない」ティラーソン長官は18日夜(現地時間)、番組でこう述べた上で、北朝鮮政府が対話の準備ができたと言ってくるまで、アメリカは最大限の圧力をかけるという政策を継続するだろうと語った。

ティラーソン長官のメッセージは、アメリカの「最大限の圧力とエンゲージメントを同時に行う」という、ペンス副大臣が先週ワシントン・ポスト紙に語ったアプローチの1つを繰り返すものだ。

北朝鮮のこの最新の声明は、これら2つのインタビューに直接的に反応したものだと見られ、副大統領と国務長官が「世論を作るために、互いに競い合っている」と指摘している。

中でも、北朝鮮政府は、アメリカの国務省が1月に見直した渡航情報に苦しんでいるようだ。北朝鮮への渡航者は現在、事前に遺言書を書き、代理人を指名し、愛する人々と葬儀の計画を話し合っておくよう警告されている。

朝鮮中央通信は言う。「トランプ政権は観光客に対し、朝鮮民主主義人民共和国に渡航する前に遺言書を準備すべきだと主張している。だが、アメリカが朝鮮民主主義人民共和国に対して戦争の火ぶたを切るなら、遺言書を守る者も、棺を埋める者も、誰1人として残らないだろう」

[原文:North Korea tells the US it is 'fully ready for both dialogue and war']

(翻訳/編集:山口佳美)

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