意外? アメリカで大きめサイズのブランド「レーンブライアント」が人気に

太めの女性モデル

レーンブライアントは、アメリカのサイズ10~32(日本で言う13号以上)を展開する。

Facebook/Lane Bryant

  • アメリカで最近行われた調査の結果、大きめサイズの専門店「レーンブライアント(Lane Bryant)」が、消費者が好きなファッションブランドの2位に選ばれた。
  • 同ブランドのカスタマーサービスと店の雰囲気が高く評価された。
  • 一方で、コストパフォーマンスに対する評価は低い。

大きめサイズの専門店「レーンブライアント」が、アメリカの消費者の心をつかんでいる。

アメリカで1万人の消費者を対象に行われた、顧客体験のマネジメントを手掛けるMarket Forceの調査によると、アシナ・リテール・グループ(Ascena Retail Group)が所有するレーンブライアントは、昨年から好感度が7%上昇し、消費者が好きなプレミアム・ファッションブランドの2位に選ばれた。

ランキングの1位には、6年連続でノードストローム(Nordstrom)が輝いている。

消費者は、レーンブライアントのカスタマーサービス、店の雰囲気、レジのスピード、自分に合ったサイズの見つけやすさを高く評価した。

だが、コストパフォーマンスに対する評価は低かった。例えば、セール品を除くと、レーンブライアントで現在販売されているワンピースは、59.95ドル~99.95ドル(約6500円~1万1000円)だ。

レーンブライアントは近年、苦戦している。既存店の売り上げは2016年は1%増加したが、2017年には6%減少した。2018年の第1四半期として12月に発表された直近の決算では、レーンブライアントの既存店売上高は5%減少している。

しかし、同ブランドには大きな可能性を秘めた、これまであまり注目されてこなかった市場から利益を得るチャンスがある。

ニューヨーク州立ファッション工科大学によると、アメリカでは半数以上の女性がサイズ14(日本で言う17号)以上のいわゆるプラスサイズを着ている。ブルームバーグが報じたNPDグループのデータによると、こうした大きめサイズの売り上げは、アメリカで年間210億ドル(約2兆3000億円)にのぼり、2016年には6%伸びている。これは女性向けアパレル全体のペースを大きく上回る。

レーンブライアントは過去に、おしゃれじゃない、時代遅れだなどと批判されてきたが、同ブランドはその評判を取り戻し始めている。同ブランドは、ビクトリアズ・シークレットに直接的に対抗するかのような「I'm No Angel(わたしたちはエンジェルじゃない)」を含め、いくつものキャンペーンをソーシャル・メディア上で実施、消費者を引き付けている。

「I'm no Angel」のキャンペーン画像

「I'm no Angel」キャンペーンは、女性のあらゆるサイズを積極的に受け入れるものだ。

Lane Bryant

[原文:An unexpected retailer is surging to be more popular than H&M, Kohl's, and Macy's]

(翻訳/編集:山口佳美)

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