事件はやらせ? 銃乱射事件の被害者がネット上で攻撃され、ツイッターが対応へ

涙を浮かべてハグし合う人々

17人が死亡したマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起きた銃乱射事件の追悼式で、ハグをして慰め合う人々(2018年2月15日、フロリダ州パークランド)。

Joe Raedle/Getty Images

  • アメリカ、フロリダ州パークランドにある高校で起きた銃乱射事件の難を逃れた生徒たちが、ソーシャルメディア上でハラスメントを受けている。これを受け、ツイッターは生徒のアカウントを確認した上で、「スパム対策」や「嫌がらせ防止」のツールを使って、彼らを守ると発表した。
  • アメリカでは、難を逃れた生徒たちは雇われた役者だとか、乱射事件そのものが「なりすまし」だといった、いくつかの陰謀論がネット上を駆け巡っている。
  • 事件に遭遇した一部の生徒は、銃のロビイストに対する批判を口にしている。

ソーシャルメディア上でハラスメントのターゲットにされている、フロリダ州パークランドにあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で2月14日(現地時間)に発生した銃乱射事件の難を逃れた生徒たちを守るため、ツイッターは手段を講じる考えだ。

「こうした行為は、我々ツイッターが支持する全てに背くものであり、そのサービス規約に違反するいかなるコンテンツに対しても、我々は行動を取る」同社は公式アカウントでツイートした

ネット上では、極右グループや陰謀論者たちが、事件の難を逃れた生徒たちの少なくとも1人は雇われた役者だとか、事件そのものが「なりすまし」のやらせだと主張、事件に遭遇した何人かの生徒たちを攻撃している。こうしたハラスメントから、ツイッターは生徒たちを守ろうとしているのだ。

具体的には、「我々は、スパム対策や嫌がらせ防止のツールを使って、こうした個人に対する悪意ある行為や話題を取り除いていく。我々はまた、難を逃れた生徒たちのツイッター・アカウントを複数確認している」とツイートしている

ツイッター社はこれ以上のコメントをしていない。

17人が死亡し、多数の負傷者を出したパークランドの銃乱射事件を受け、事件に遭遇した一部の生徒たちは銃規制の熱烈な支持者として、国民的な議論へと足を踏み入れた。

だが、こうした露出がさらなる攻撃の種を与えているようだ。難を逃れた生徒の1人で、銃のロビイストに対する強い批判を口にしたキャメロン・カスキーさん(17歳)は、「NRA(全米ライフル協会)のカルト信者たち」からの殺害の脅迫を受け、フェイスブックをやめざるを得なくなったと話している。

一方で、フェイスブックとYouTubeは21日(現地時間)、こうした根も葉もない陰謀論に関する動画を掲載したことで批判にさらされている。YouTubeではこの動画が削除されるまでに、最大で20万回も再生されていたという。

[原文:Twitter wants to shield survivors of the Parkland shooting from online harassment as conspiracy theories spread (TWTR, FB)]

(翻訳/編集:山口佳美)

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