Nicholas Hunt/Getty Images for Huffington Post
- カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は、膨大なフォロワーを持つインフルエンサー。
- だが最近「とても悲しい」、もう誰もSnapchat(スナップチャット)を使っていないと思うとツイートした。
Snapchat(スナップチャット)は大きな影響力を持つユーザーを失うかもしれない。
アメリカの人気セレブ一家、カーダシアン家の末っ子カイリー・ジェンナーは2月21日(現地時間)、自身の2450万人のフォロワーに「もう誰もSnapchatを使っていない? 私だけ......とても悲しい」とツイートした。
「まだ大好き......一番好き」と続けてツイートした。
スナップ(Snap)のCEOエバン・シュピーゲルはおそらく電話したい気分だろう。カイリー・ジェンナーはSNSで最も影響力がある人物の1人であり、元祖「インフルエンサー」。Instagramのフォロワー数は、1億400万人にのぼる。
彼女はSnapchatに新しいヘアスタイルや、ボーイフレンドのラッパー、トラヴィス・スコットとの暮らしぶりを投稿。数百万人のフォロワーを持つ、パワーユーザーであり、もし彼女がSnapchatの人気がなくなったと感じたなら、Snapchatと運営元のスナップにとっては良くない兆候となる。
しかも、カイリー・ジェンナーはスナップと仕事もしていた。2017年、彼女はスナップと提携し、Snapchat限定で「(アスク・カイリー)Ask Kylie」と題したムービー配信を行っていた。
Snapchatはこれまでも「インフルエンサー」のつなぎ留めに問題を抱えてきた。インフルエンサーたちは概ねInstagramなど他のサービスからより手厚いサポートを受けているようで、フォロワー向けに特別な投稿を行い、投稿やフォロワーに関するデータをプラットフォームに提供してきた。
リニューアルが不評、再修正へ
ジェンナーの心境の変化は、今、ユーザーの反感を呼んでいるSnapchatの最近のリニューアルが関係しているだろう。
以前のデザインに戻すことを求める120万の署名が集まったことで、スナップは対応を迫られ、新デザインを修正すると述べた。
ジェンナーもリニューアルに反対している1人。「ちょうど新しいSnapchatを見たところ......。どう言っていいか分からない! みんなはどう?」と今月初めにツイートしている。
ジェンナーのフォロワーは以前ほどSnapchatを使っていないかもしれない。だが同社は今月はじめ、毎日Snapchatを使うユーザーは2017年第4四半期、5%増加したと発表。ジェンナーは人気がなくなったと感じているが、同社はまだ成長していると述べた。
だが有名セレブが、誰もSnapchatを使っていないと思うと公言することは同社にとってやはり良くないことだ。
[原文:Kylie Jenner just announced the death of Snapchat]
(翻訳・編集:増田隆幸)