ビットコインで買い物 —— ビックカメラで「3タップ決済」を見てきた

ビットコインのイメージ

中西亮介/BUSINESS INSIDER JAPAN

「現金社会」の日本でSuicaやFeliCa、WAONなどの電子マネーが普及する中、仮想通貨「ビットコイン」での決済が増えそうだ。

すでに中国系の決済方法を導入するなどして、外国人旅行客の購買機会を増やそうとする小売店は、さらなるインバウンド需要の獲得を狙う。

大手小売のビックカメラは4月7日、「ビックカメラ有楽町店」と「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」でビットコインによる決済サービスを開始。同社によると、ビットコイン決済の導入は大手小売では初めてという。国内で最大のビットコイン取引所であるbitFlyerのシステムを使う。

ビックカメラ有楽町店ではすでに、日本全国の交通系電子マネーのほかに、中国アリババの「Alipay」、テンセントの「WeChat」、Apple Payの決済サービスを提供している。政府は2016年3月に通称「仮想通貨法」を定め、取引所を登録制にすることで安全性の向上を図っている。

しかし、2014年2月にビットコイン取引所の「マウントゴックス」を運営するMTGOXが経営破綻して以来、日本ではビットコインに対するネガティブなイメージが残る。

「どれだけの日本国民がビットコイン決済を利用するのか疑問に感じている。安全であるということが伝わらないと、日本人にとっては(利用する)ハードルが高いのではないか」と、デロイトトーマツコンサルティングでテクノロジー部門リーダーを務める安井望氏は、BUSINESS INSIDER JAPANの取材に答えた。

ビットコイン決済の方法を、ビックカメラ有楽町店で取材した。

プレスイベントには、テレビ各局や通信社などが詰めかけ、多くの記者やカメラマンでごった返した。プレス向けに、ビックカメラのスタッフがデモをしてくれた。左側が店側の端末で、右側が買い物客側の端末だ。

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こちらは客側の端末。ビットコイン決済をするには、bitFlyerウォレットというアプリをインストールする必要がある。これがそのアプリのトップページだ。

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店側は、店側の端末に料金を入力する。この日は100円の買い物をする想定だ。

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店側が料金を入力すると、店側の端末にQRコードが表示される。ビットコインは4月7日午前10時45分現在、レートが1BTC=13万3500円近辺を推移しており、少額の決済だとどうしても小数点以下の桁が多くなる。ドルに対するセントのように、新しい単位を用意する必要があるとの声もある。

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客側は、アプリのトップページからQR読み取りボタンを押し、店側の端末に表示されたコードを読み取る。そして、この画面になる。

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客側のスマホで支払いボタンを押すと、決済が完了する。買い物客は、スマホのホーム画面から数えて3タップで支払いを終えることができる。

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bitFlyerの代表取締役、加納裕三氏はBUSINESS INSIDER JAPANの取材に対し「ビットコイン決済は匿名で行われるので個人情報を扱うクレジットカードより安全。店側も、クレジットカードの手数料が2〜8%の中、ビットコインを使えば1%で済むので負担が少ない。ビットコイン決済は普及すると断言できる。中小企業も含め、日本中どこでも使えるようにしていきたい」と話した。

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※この記事は、第3段落に内容を追加し、更新しました。

編集:佐藤茂

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