世界最大の航空機ストラトローンチ。
YouTube / Stratolaunch
- ストラトローンチ(Stratolaunch)は世界最大の航空機だ。
- その翼幅は385フィート(約117メートル)と、サッカーコートよりも大きい。
- 2019年の初フライトに向け、同機は最近、滑走路を使った試験に成功した。
世界最大の航空機はあまりにも大きいため、それぞれにコックピットを備えた2つの胴体を必要とする。
航空機「ストラトローンチ(Stratolaunch)」は、低軌道(LEO)と呼ばれる高度160~2000キロメートルの地球周回軌道にロケットを打ち上げるよう設計されている。人工衛星や国際宇宙ステーションといった多くの飛行物体が、この低軌道にある。
ストラトローンチは2017年6月に発表されて以来、2019年の初フライトに向け、一連の試験を受けているところだ。2月26日(現地時間)には、同社の公式YouTubeページに、滑走路を使った試験(タクシーテスト)の動画もアップされ、ストラトローンチが最高で時速46マイル(約74キロメートル)に達するのが確認できる。
ストラトローンチとはどんな航空機なのか、なぜ多くの企業が同機の登場を待ち望むのか、紹介しよう。
ストラトローンチ・システムズ(Stratolaunch Systems)のオーナーは、マイクロソフトの共同創業者ポール・アレン(Paul Allen)氏だ。
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アレン氏の目標は、同社とその名前を同じくするこの航空機が「便利で確実、かつ定期的な低軌道へのアクセスを提供すること」だ。
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ロケットを地上からではなく、空中から打ち上げることで、商業用の打ち上げにかかる費用が今よりも安くなると、同社は期待している。
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人工衛星を打ち上げたい企業にとっては、特に有用だ。
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ストラトローンチの翼幅は385フィート(約117メートル)と、サッカーコートよりも大きい。
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全長238フィート(約73メートル)、全高50フィート(約15メートル)で、6基の高バイパス比ターボファンエンジンを搭載している。
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機体重量は50万ポンド(約227トン)で、2つの機体の間には28個の車輪が取り付けられている。
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初フライトの前には、一連の試験を受ける必要がある。
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同社はごく最近、滑走路での試験(タクシーテスト)を実施。最高で時速46マイル(約74キロメートル)に達した。
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ストラトローンチの初フライトは、2019年に予定されている。
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(翻訳:本田直子、編集:山口佳美)