shutterstock
Twitterのヘビーユーザーとして知られるドナルド・トランプ大統領が、Twitterの広告に「起用」された。
Japan Todayによると、トランプ大統領を主役にしたTwitterの広告が東京の地下鉄やJR線に登場した。広告には、「あなたの知らない今がある」というスローガンと、「#トランプ政権」ハッシュタグが添えられている。
TwitterのスポークスパーソンがTechCrunchに語った内容によると、トランプ大統領を大々的に使用したこのキャンペーンは3月20日から2週間のみで日本限定(編集部注:一部、駅貼りや車内吊りが残っていたケースもある模様)。Twitterは去年10月にもヒラリー・クリントン氏とトランプ大統領を並行使用した政治的な広告キャンペーンを実施している。
Twitterはトランプ大統領に批判的な態度をとっている。トランプ大統領の当選前、ヘイトスピーチと中傷に関するTwitterのルールを破った場合、トランプ大統領のアカウントを停止すると警告した。また、TwitterCEOのジャック・ドーシー氏(Jack Dorsey)はトランプ大統領が発令した移民の入国禁止大統領令を公然と批判している。さらに、同社従業員は、同大統領令に対して異議申し立てを行なった米国自由人権協会(American Civil Liberties Union)に合計で60万ドル(約1億8000万円)を寄付している。
Twitterのユーザー数と収益は伸び悩んでいるが、トランプ大統領がTwitterを多用しているのは、同社にとって助けとなっているという。
CFOのアンソニー・ノト氏(Anthony Noto)は直近の収支報告で「トランプ大統領がTwitterを多用することで、その新たな利用方法が広く認知された。結果的にTwitterの潜在能力が示されることになった」と述べている。
[原文:Trump is the star of Twitter's newest ad campaign (TWTR)](翻訳:Satoru Sasozaki)