インドの建築家バルクリシュナ・ドーシ氏。
Courtesy of VSF
3月7日(現地時間)、インドの建築家で都市プランナーのバルクリシュナ・ドーシ( Balkrishna Doshi )氏が、2018年のプリツカー賞を受賞した。建築界のノーベル賞と言われる賞だ。
インドの建築家が同賞を受賞するのは初めて。ドーシ氏はローコスト住宅、公共複合施設、教育・文化施設などを手がけている。
「建築界のノーベル賞」とも言われるプリツカー賞は、建築デザインの可能性を拡げた人物に贈られる。
ドーシ氏の素晴らしい作品を見てみよう。
ドーシ氏はインド西部の都市アフマダーバードを拠点としている。1980年代はじめに自身の設計事務所をデザイン、Sangath(サンガト)という名の円筒形の建物。
ドーシ氏の設計事務所Sangath(サンガト)。
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豊かな自然環境から、円筒形の建物、アーチ、グリーンテラス、水路が生まれた。
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インドの都市で100以上のプロジェクトを手がけた。
インドロールでのローコスト住宅プロジェクト。
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このローコスト住宅プロジェクトはインドで良く知られている。
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ドーシ氏は、シャープなラインの住宅デザインでも知られている。1959年に完成したKamala House。
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一部が地下のアートギャラリー「アーマダバード・ニ・グファ(Amdavad Ni Gufa)」、1995年。
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洞窟のようなスペースに絵画や映像を展示。
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1973年、生命保険会社の社宅をデザイン。様々な所得層に対応。
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ピラミッド型の3階建ての建物が1つの階段で繋がれている。
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インド南部にあるインド経営大学。迷路のような教室の周りを風が吹き抜ける。
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「私の仕事は、私の人生の物語であり、絶えず進化し、変化し、探求を続けている。建築家の役割を取り除くことを探求し、生活だけを見つめている」ドーシ氏は声明で述べた。
インド経営大学。
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出典 : The Hyatt Foundation
[原文:The winner of the 'Nobel Prize of Architecture' was just named — here are his stunning buildings]
(翻訳、編集:増田隆幸)