トイザらスのクリアランス・セールが始まるのも、時間の問題かもしれない。
AP
- 複数の報道によると、アメリカのトイザらスは事業の清算の一環として、国内全ての店舗を閉店する可能性に向け準備を進めている。
- 企業の破産に詳しい弁護士事務所Kozyak Tropin and ThrockmortonのCorali Lopez-Castro氏によると、アメリカにあるトイザらス約800店舗で大規模なクリアランス・セールが数週間以内に始まる可能性がある。
クリスマス商戦の売り上げも伸び悩み、再建に向けた計画に暗雲が立ち込めてきたアメリカのトイザらスは、国内全ての店舗を閉店する可能性に向け準備を進めている。複数のメディアが報じた。
企業の破産に詳しい弁護士事務所Kozyak Tropin and ThrockmortonのCorali Lopez-Castro氏によると、アメリカにあるトイザらス約800店舗で大規模なセールが数週間以内に始まる可能性がある。
「トイザらスも(清算を)長引かせたくはないだろう」Lopez-Castro氏は言う。
店が営業を続ければ、トイザらスはそれだけ賃借料を払い続けなければならない。
大規模セールの告知には、2、3週間もあれば十分だろうと同氏は話す。
同社は早ければ12日(現地時間)にも、店舗の清算について発表するだろうと、ウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。
トイザらスは2017年9月に連邦破産法11条の適用を申請、4月に閉店する約170店舗では最近クリアランス・セールが始まっている。
同社の業績低迷の背景には、アマゾンといったオンライン小売業者との競合がある。
「実店舗を伴う小売業は、eコマースによって死に追いやられている」Lopez-Castro氏は言う。「(トイザらスが廃業しても)人々がトイザらスを恋しく思うことはないだろう」「トイザらスで買えるものは全てオンラインで買えるのだから」
(翻訳、編集:山口佳美)