涙なしには見られない? 映画『スター・ウォーズ』の悲しすぎる38の死

ルーク・スカイウォーカー

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のルーク・スカイウォーカー。

LucasFilm/Disney

映画『スター・ウォーズ』は、文字通り空中での戦いを描いた物語だ。戦いの最中、多くの命が失われる。

しかし、なぜかハックス将軍はまだ生きている。

これまでの『スター・ウォーズ』で命を落としたキャラクターの中には、ハン・ソロやルーク・スカイウォーカーといった、長年にわたってわたしたちとともに生きてきたキャラクターもいれば、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で観客がその勇敢さに涙したアミリン・ホルドのような、1つの作品にしか登場しなくても重要な役割を果たしたキャラクターもいる。

一方で、早く死ねばいいのにと観客に願われ、その瞬間を喜ばれたキャラクターもいる(ジャバ・ザ・ハットやパルパティーン)。

Business Insiderは、チューバッカが食べようとしたポーグからオビ=ワン・ケノービまで、この映画で死んでいった38の重要なキャラクターをランク付けした。役名や数行以上の台詞があり、主要なプロットもしくはキャラクターに何らかのインパクトをもたらしたキャラクターをその対象とした。

ランキング形式で紹介しよう。


38位 ジャバ・ザ・ハット

ジャバ・ザ・ハット

Lucasfilm / screencap

いつ:『ジェダイの帰還』

死因: 自身がレイア姫をつないでいた鎖で、レイア姫に首を絞められた。ジャバ・ザ・ハットはひどかった。レイア姫に感謝。

37位 皇帝パルパティーン/ダース・シディアス

皇帝パルパティーン/ダース・シディアス

LucasFilm

いつ:『ジェダイの帰還』

死因:ルークの命を救おうとするダース・ベイダーに裏切られ、デス・スターのリアクター・シャフトから落下。彼の死を悲しむ者はいなかった。だが、スカイウォーカーの男たちにとっては感慨深いものだった。

36位 グランド・モフ・ターキン

グランド・モフ・ターキン

Disney

いつ:『新たなる希望』

死因:反乱軍がデス・スターを破壊したとき、彼はその中にいた。ターキンは、皇帝やダースべイダー以外の帝国内にいる悪人の1人。彼の死は、オルデランを破壊したことに対する報いだ。

35位 グリーヴァス将軍

グリーヴァス将軍

LucasFilm

いつ:『シスの復讐』

死因:オビ・ワン・ケノービに撃たれて炎に包まれる。グリーヴァス将軍の死は何の悲しみももたらさなかった。『シスの復讐』の冒頭で突如現れたこの新たな悪役は、映画を長引かせる以外にどんな役割があったのか分からない。

34位 サレシャス・B・クラム

サレシャス・B・クラム

LucasFilm

いつ:『ジェダイの帰還』

死因:カークーンの大穴で反乱軍が逃げたときに死亡。サレシャス・B・クラムは気持ち悪くてうるさい。登場する時間は短いが、そのキャラクターは印象的。彼がいなくても一向に構わないけれど。

33位 キャプテン・ニーダ

キャプテン・ニーダ

LucasFilm/Disney

いつ:『帝国の逆襲』

死因:反乱軍に(またも! )逃げられたため、ダースベイダーにフォースで首を絞められる。ニーダの死も全く悲しくない。だが、この映画の中で最も記憶に残るシーンの1つだ。

32位 ビブ・フォーチュナ

ビブ・フォーチュナ

LucasFilm/Disney

いつ:『ジェダイの帰還』

死因:カークーンの大穴で反乱軍が逃げたときに死亡。意地が悪く、怠惰、その悪質さでは上司であるジャバ・ザ・ハットにも引けを取らない。彼が死んでも、何の感情もわかない。

31位 ドゥークー伯爵

ドゥークー伯爵

Lucasfilm/"Attack of the Clones"

いつ:『シスの復讐』

死因:パルパティーンの指示によって、アナキンに首をはねられる。この役を演じたクリストファー・リーは素晴らしい俳優だが、ドゥークー伯爵は何だかよく分からない悪役だった。ヨーダとアクロバティックな戦いを繰り広げた。

30位 ホス星系の惑星

ホス星系の惑星

LucasFilm/Disney

いつ:『フォースの覚醒』

死因:スターキラー基地の巨大な武器によって、5つの惑星からなる星系は一度に破壊された。なぜこの映画に出てくる悪役は惑星を破壊したがるのだろう? 理由は定かではないが、宇宙の仕組みに影響を及ぼさないうちにすぐに止めるべきだ。惑星の破片が辺りを漂っているのは良くない。だが、『フォースの覚醒』前には、ホス星系はほとんど知られていなかったことから、オルデランほど影響は大きくなかったのだろう。

29位 最高指導者スノーク

最高指導者スノーク

LucasFilm/Disney

いつ:『最後のジェダイ』

死因:カイロ・レンが、背後からフォースを使ってライトセーバーで刺した。スノークの死は悲しいというより驚きだった。

28位 グリード

グリード

LucasFilm

いつ:『新たなる希望』

死因:ハン・ソロに撃たれる。……どっちが先に撃った?

27位 ボバ・フェット

ボバ・フェット

Lucasfilm screencap

いつ:『ジェダイの帰還』

死因:ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロと戦っている最中に、カークーンの大穴に落ちた。ボバ・フェットはシリーズで最も人気のある象徴的なキャラクターの1人だ。だが、映画ではハン・ソロを捕まえて、ジャバ・ザ・ハットに引き渡した以外、特に何もしていない。心ない暗殺者で、展開もほとんどなく、その死は強烈な印象を残したとは言い難い。

26位 ダース・モール

ダース・モール

bi

いつ:『ファントム・メナス』

死因:オビ・ワン・ケノービのライトセーバーによって、真っ二つに。正直、 彼の死は残念だった。ダース・モールはこの映画の中で最もおもしろい要素だった。死ぬのが早すぎた。

25位 ジャンゴ・フェット

ジャンゴ・フェット

LucasFilm/Disney

いつ:『クローンの攻撃』

死因:最初のクローン戦争の戦いで、メイス・ウィンドゥに首をはねられた。悲しくない。ジャンゴ・フェットの死は後の作品に登場するボバ・フェットへとつながるが、あまりうまく機能していなかった。唯一悲しいのは、当時子どもだったボバ・フェットがその死を目撃していたことだ。

24位 メイス・ウィンドゥ

メイス・ウィンドゥ

LucasFilm

いつ:『シスの復讐』

死因:パルパティーンのフォース・ライトニングによって、窓から飛ばされ落下。ウィンドゥの死は必ずしも悲劇とは言えない。このシーンもある意味笑える。だが、この後、悲劇的な死が続くことを予兆している。

23位 パドメ・アミダラ

パドメ・アミダラ

LucasFilm

いつ:『シスの復讐』

死因:アナキンが暗黒面に落ちたことによって「心が張り裂けた」せいだとされているが、実際は出産による死。誰もがこの結末が訪れることを知っていた。そしてスクリーンに描かれたそのシーンは、残念ながら慌ただしく、ありふれていた。

22位 ジェック・ポーキンス

ジェック・ポーキンス

LucasFilm/Disney

いつ:『新たなる希望』

死因:ヤヴィンの戦いで撃たれる。彼のことはほとんど知らないが、反乱軍の中でも最初に失われた命の1つだ。この星の間で起きている戦争においては、誰もが命の危険にさらされていることがよく分かる。

21位 タスケン・レイダー

タスケン・レイダーの虐殺

LucasFilm

いつ:『クローンの攻撃』

死因:タトゥイーンのタスケン・レイダーのキャンプで母親が死んだ後、アナキン・スカイウォーカーが全員を虐殺した。

20位 シミ・スカイウォーカー

シミ・スカイウォーカー

LucasFilm

いつ:『クローンの攻撃』

死因:タスケン・レイダーに捕まり、虐待を受けたことで死亡。シミ・スカイウォーカーの死は、その直後にタスケン・レイダーを全員殺したことで、アナキンを暗黒面へと向かわせた。悲しい死だった。

19位 クワイ=ガン・ジン

クワイ=ガン・ジン

Lucasfilm

いつ:『ファントム・メナス』

死因:ダース・モールにライトセーバーで斬られた。師匠の死を目の前で見ていたオビ=ワン・ケノービのリアクションが悲しかった。クワイ=ガン・ジンは複雑なキャラクターとは言えないが、リーアム・ニーソンの演技は良かった。

18位 ペイジ・ティコ

ペイジ・ティコ

LucasFilm/Disney

いつ:『最後のジェダイ』

死因:ファースト・オーダーの攻撃からレジスタンスを守るため、自身を犠牲にした。

17位 ダグ・ラルター

ダグ・ラルター

LucasFilm

いつ:『帝国の逆襲』

死因:ホスの戦いで撃たれた。ダクの死で最悪だったのは、ルークがその遺体をバックシートに載せたまま、飛び続けなければならず、その後、AT-AT ウォーカーに踏みつぶされたこと。悲しすぎる。

16位 ビッグス・ダークライター

ビッグス・ダークライター

LucasFilm/Disney

いつ:『新たなる希望』

死因:ヤヴィンの戦いの最中、ダース・ベイダーのXウィングに撃たれた。ビッグスはタトゥイーン出身で、ルークの親友の1人。いいやつだった。

15位 キャプテン・ファズマ

キャプテン・ファズマ

LucasFilm/Disney

いつ:『最後のジェダイ』

死因:フィンと戦う中、燃え盛る火の中に落ちていった。どんなキャラクターか良くわからないうちに死んでしまった。

14位 チューバッカに料理されたポーグ

チューバッカに料理されたポーグ

LucasFilm/Disney

いつ:『最後のジェダイ』

死因:チューバッカが料理した。かわいいのに……

13位 たくさんのイウォークたち

たくさんのイウォークたち

LucasFilm/Disney

いつ:『ジェダイの帰還』

死因:エンドアの戦いで、帝国軍と戦った。 イウォークもかわいかった。残念だ。

12位 ルーク・スカイウォーカーの建てたジェダイ・テンプルにいた弟子

ルーク・スカイウォーカーの建てたジェダイ・テンプルにいた弟子

LucasFilm/Disney

いつ:『フォースの覚醒』や『最後のジェダイ』の前

死因: ルーク・スカイウォーカーが建てたジェダイ・テンプルに、カイロ・レンが火を放ち、大半のジェダイと若いパダワンたちが死んだ。このシーンについてはほとんど分かっていないが、間違いなく悲惨なものだっただろう。

11位 ダース・ベイダー/アナキン・スカイウォーカー

ダース・ベイダー/アナキン・スカイウォーカー

Screenshot/Empire Strikes Back

いつ:『ジェダイの帰還』

死因:息子のルークを救うため、皇帝のフォース・ライトニングを一身に受けた。 ベイダーの死は悲しかった。だが、多くの人命を奪い、惑星を破壊してきたのも確かだ。突然改心しても、これまで共和国に与えてきたダメージの埋め合わせにはならない。

10位 オーダー66

オーダー66

LucasFilm/Disney

いつ:『シスの復讐』

死因:オーダー66は、訓練中の子どもを含むジェダイに共和国の裏切り者という汚名を着せ、その即時処刑を命じるもの。そしてクローン・トルーパーは訓練されたとおり、何のためらいもなくその命令に従った。大半のジェダイがオーダー66の犠牲となった。恐ろしいシーンだが、完成度は高い。アナキンが暗黒面に落ちたことを決定付ける場面でもある。ジェダイは基本的に彼の同僚なのだ。

9位 アミリン・ホルド

アミリン・ホルド

LucasFilm/Hodo

いつ:『最後のジェダイ』

死因:最高指導者スノークの船に向かって、レジスタンスの船を操縦、光速で飛ばした。彼女の犠牲によって、レジスタンスは惑星クレイトに逃れることができた。彼女の死は衝撃的だった。大半のファンは、ローラ・ダーン演じるホルドをもっと見たかったことだろう。ホルドは激しい性格の持ち主だが、多くの人に愛された。映画の中では大きな役とは言えないが、インパクトは大きい。

8位 ヨーダ

ヨーダ

Star Wars / Lucasfilm

いつ:『ジェダイの帰還』

死因:ものすごく高齢だった。ヨーダは、スター・ウォーズのシリーズ中、最も象徴的なキャラクターの1人だ。彼の死はとても悲しかった。だが、フォース・ゴーストとして今も存在している。

7位 ルーク・スカイウォーカー

ルーク・スカイウォーカー

LucasFilm/Disney

いつ:『最後のジェダイ』

死因:レジスタンスを救うために、自身に残されたエネルギーを使った後、フォースと一体になった。ルークの死には少し驚かされた。だが、作品全体を考えれば、理にかなっている。甥と戦い、レジスタンスを救うため、彼はパワフルかつ賢く、大きな犠牲を払った。

6位 オビ=ワン・ケノービ

オビ=ワン・ケノービ

Lucasfilm

いつ:『新たなる希望』

死因:デス・スターでのライトセーバーを使った戦いで、ダース・ベイダーに負けた。話の流れを考えれば、オビ=ワンが助かるはずのないことは明らかだが、ルークは映画の冒頭ですでに叔父と叔母を失っている。オビ=ワンの死は大きい。

5位 アクバー提督

アクバー提督

Lucasfilm

いつ:『最後のジェダイ』

死因:アクバー提督は、乗っていたレジスタンスの船がハイパースペースを抜けた後、ファースト・オーダーに攻撃されて死亡した。最も衝撃的だったのは、彼の死があまりにも一瞬だったことだ。まばたきをしていたら、見逃してしまう。

4位 『ローグ・ワン』のキャスト

『ローグ・ワン』のキャスト

LucasFilm/Disney

誰か:ライラ・アーソ、ソウ・ゲレラ、ゲイレン・アーソ、K-2SO、チアルート・イムウェ、ボーディー・ルック、ベイズ・マルバス、オーソン・クレニック、キャシアン・アンドー、ジン・アーソ、そしてダース・ベイダーがいとも簡単にそのライトセーバーで命を奪った反乱軍のメンバーたち。

いつ:『ローグ・ワン』

死因:大半は、デス・スターが惑星スカリフで試したスーパーレーザーによって死亡。ポイントは全員が死んだこと。いいやつも悪いやつも、惑星ごと吹き飛んだ。反乱軍の死は分かっていたことだが、それでもつらい。基本的にこの映画で生き残ったキャラクターはダース・ベイダーとレイア姫だけ。

3位 オーウェンおじさんとベルーおばさん

オーウェンおじさんとベルーおばさん

LucasFilm/Disney

いつ:『新たなる希望』

死因:R2-D2に隠された、盗まれたデス・スターの計画を探す帝国の命令によって、ストームトルーパーが家を焼き払った。オーウェンおじさんとベルーおばさんが登場するシーンは少ないが、その焼かれた遺体は、帝国がいかに残虐かを示している。記憶に残るシーンだ。叔父と叔母の死はルークに、旅に出てジェダイになる決意をさせる。

2位 惑星オルデランとベイル・オーガナ

惑星オルデランとベイル・オーガナ

LucasFilm/Disney

いつ:『新たなる希望』

死因:デス・スターで破壊された。オルデランは『シスの復讐』で一瞬登場するが(タトゥイーンやナブーに比べれば)、レイア姫の故郷であるこの惑星は彼女の目の前で一瞬にして破壊された。レイア姫の育ての親ベイル・オーガナを含め、何百万もの命が失われた。皮肉なことに、故郷の惑星を破壊する命令は、実父のダース・ベイダーが認めた。

1位 ハン・ソロ

ハン・ソロ

LucasFilm/Disney

いつ:『フォースの覚醒』

死因:息子カイロ・レンにライトセーバーで刺された。『新たなる希望』でオビ=ワンが死んだように、予兆はあった。だが、ハン・ソロの死は衝撃的だった。実の父親を手にかけたことで、カイロ・レンが経験するであろう葛藤を思うと、心が張り裂けそうだ。そして何より、わたしたちはハン・ソロというキャラクターを30年以上知っている。大事な人を本当に失ったかのようだ。

[原文:The 38 most notable deaths in the 'Star Wars' movies, ranked by how sad they made us]

(翻訳、編集:山口佳美)

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