ニューヨークに初上陸した電気ショックセラピーのスタジオでは、電気による筋肉刺激(EMS)を受けながら行うグループレッスンに挑戦できる。
Hollis Johnson/Business Insider
ニューヨークのアッパー・イースト・サイドに電気ショックセラピーのジムができたと聞いて、これは試してみなければと思った。
流行りのエクササイズと聞くと、筆者はどんなものでも試さずにはいられない。
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電気ショックセラピーによるトレーニング技術は、有名人の間で数年前から広まっていた。ニューヨークでは初となる、その名も「Shock Therapy」のスタジオでは、電気による筋肉刺激(EMS)のボディースーツを着て行うグループレッスンに挑戦できる。
結論から言えば、EMSを全身で感じながら行うこのワイルドかつ刺激的なエクササイズは、筆者にはまだ早すぎたようだ。30分間のレッスンの様子を写真とともに紹介しよう。
スタジオに到着すると、トレーナーがわたしの着る電気ベストにお湯をかけようとしていた。汗をかく準備はできていた。だが、こんなに早く濡れることになるとは思わなかった!
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トレーナーに助けてもらいながら、ボディースーツを着た。最初はお湯が温かく感じられたが、すぐに冷えてしまった。
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ちょっと肌寒いけれど、おなかや腕、足、お尻にパッドを装着し、準備が整うと、スーパーヒーローになった気分。
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筆者が挑戦したのは、30分間のトレーニングだ。
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トレーナーによると、スタジオの前方にある大きなスクリーンに、動きのお手本が動画で流れるという。あとは目の前の動きを真似するだけ。簡単そうだ。
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トレーナーが筆者のボディースーツを一気に「オン」にした。ピリピリするような、むずむずするような……不思議な感覚だ。
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痛くはない。でも、これまでに感じたことのない不思議な感覚だ。身体中のあらゆる筋肉に次々と刺激が訪れる。
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EMSはレッスン中の動きに合わせてコーディネートされている。スクリーンに映し出されたお手本をできるだけ真似して、EMSとシンクロさせようと努力してみるが、なかなかうまくいかない。
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ものすごく汗をかく運動ではない。だが、身体中の筋肉を攻撃されながら動くのは大変だ。
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電気ショックセラピーの人気は、すでにスーパーモデルやビリオネア、セレブの間で広まっている。トレーナーのウラルさんはトルコの出身で、トルコでは数年前からこうしたエクササイズが行われていると言う。
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レッスンの途中で、トレーナーが身体につけたパッドの刺激を上げようか? と聞いてきた。いや……結構です。十分に刺激的です!
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こうした全身のEMSの科学的な効果は、完全には証明されていない。だが、良い効果が期待できそうだという検証結果もいくつか出てきている。
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また、電気ショックを使ったワークアウトは、スクワットといった特定の動きを強化するとの検証結果もある。だが、健康に良いかどうかの評価は分かれるところだ。
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EMSは医療現場でも使われているが、筋肉のリハビリや痛みの緩和といった、より限定的な目的のために利用されてきた。
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一部の医師は、全身に一度に電気ショックを与えるというアイデアに懸念を抱いている。
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レッスンの途中で左腕が動かなくなってきた。いよいよきつくなってきた……
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上半身を曲げるような動きも辛い。まるでセンサーでもついているかのように、動きに合わせて全身の筋肉に刺激が走る。トレーニングの強度も高く、速く動くのは難しい。
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トレーナーによると、このタイプのワークアウトであれば、週に多くて2、3回やれば十分だと言う。
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30分間全ての筋肉を使うのだ。だからこそ、レッスンの時間は短い。
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30分経てば、終わり。普段のワークアウトよりも短い。だが、十分だ。
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スタジオを後にするとき、筆者はエネルギーにあふれ、仕事に対するやる気に満ちていた。だが、どうやらそれはわたしに限ったことではないようだ。韓国では6週間このエクササイズを続けた結果、人々は不安や疲れを感じることが減ったという。筆者自身は、定期的に電気ショックを受ける心構えはできていない。だが、刺激的でおもしろかった。
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[原文:I tried electric shock therapy —and it was one of the wildest experiences I've ever had in a workout]
(翻訳、編集:山口佳美)