アマゾンとウォルマートが激突! 数年以内に爆発的な成長が見込める食料品をめぐるサービスとは

果物を買う人

Stephen Chernin/Getty Images

  • アメリカではウォルマートアマゾンがオンラインの食料品配送をめぐり、しのぎを削っている。だが、この分野の成長はこれからだ。
  • ジェフリーズのアナリストは、食料品の自宅配送が小売業者にとって競争力を維持するための最低限のサービスになることで、こうした状況もすぐに変わるだろうと指摘する。

調査会社IGDによると、アメリカでは食料品市場全体の売り上げのうち、オンラインでの売り上げはわずか1%に過ぎない。なぜこんな小さな市場にウォルマートやアマゾンのような大手が進出を急ぐのか、疑問に思う人もいるかもしれない。

投資会社ジェフリーズ(Jefferies)のアナリスト、ダニエル・バインダー(Daniel Binder)氏はその理由について、(オンラインの食料品配送を)提供しなければ、将来、食料品業界で競争力を維持できなくなるからだと指摘する。この分野は今後3、4年で急速に拡大し、市場規模は200億ドル1000億ドル(約2兆1200億円~10兆6000億円)まで成長すると見られている。

「業界全体で見ればまだ小さな割合に過ぎないが、すぐに最低限のサービスになると我々は見ている」バインダー氏はメモに書いている。

顧客がオンラインで注文、実店舗で商品を受け取るウォルマートの「クリック・アンド・コレクト」サービスは、実店舗よりオンラインで買い物をする消費者を増加させたと、バインダー氏は言う。同氏は、消費者が「9.95ドルの配送料を最大限に生かそう」として、自宅配送についても同じようなことが起こると考えている。

ウォルマートはこのサービスを100の主要都市で実施、アメリカの40%の世帯をカバーしている。「このカバー率は非常に素晴らしい」バインダー氏は言う。

「このサービスを利用する顧客がウォルマートで使う金額は、増える可能性が非常に高いと我々は見ている。利用料とともに粗利益が上がれば、サービスにかかる配送コストもカバーできるようになるだろう」バインダー氏は言った。

アマゾンもアメリカの一部都市で、2時間以内の食料品配送サービスを試験的に行っている。だが、現時点ではウォルマートに比べ、その規模は小さい。

[原文:Walmart and Amazon are battling over a small piece of their industry that'll likely explode in the next few years (WMT, AMZN)]

(翻訳、編集:山口佳美)

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