アラスカには、ブロックバスターの店舗がまだいくつか残っている。
- 2018年に入ってまだ間もないが、アメリカ国内にわずかに残っていたレンタルビデオチェーン「ブロックバスター」の店舗のうち、3店が閉店した。
- 現在、アメリカ国内に残っているブロックバスターは10店を切った。
- 残っているブロックバスターの店舗のほとんどはアラスカにある。冬が長く、Wi-Fiが遅いことがその理由だろう。
ブロックバスターはまだ完全には消滅していない。しかし、その時は刻々と近づいてきている。
2017年の時点でアメリカには10数店が残っていたが、今年に入ってすでに少なくとも3店が閉店した。
ニューヨーク・デイリー・ニュース(New York Daily News)によると、2018年1月、テキサス州に唯一残されていたエディンバーグ店がついに閉店した。また、冬が長く、Wi-Fiが遅いことから、同社の最後の砦となっているアラスカ州でも1月以降、2店が閉店した。
同社が2010年に破産申請を行って以来、ブロックバスターの店舗を見かけたことのあるアメリカ人は少ないだろう。まして、中に入ったことのある人はさらに少ないはずだ。
ブロックバスターをこよなく愛し、恋しがっている人たち、そして、レンタルビデオを知らないネットフリックス世代に向けて、数少ないブロックバスターの店を紹介しよう。
アラスカ州をドライブすると、ブロックバスターの象徴的な青と黄色の看板が目に入るだろう。
あの独特な看板を見逃すことはできない。
アンカレッジ店はまだ営業している。
そして、どうやら会員証は昔と全く変わっていないようだ。
店内も以前と変わらない。様々な作品が並んでいる。
良くなった点をあげると、今はDVDをレンタルしているので、返却する前にビデオテープを巻き戻す手間はなくなった。
新作ももちろんある。
旧作も。
アラスカの冬は長くて、雪が多い。暖かくしてレンタルビデオを見るのにピッタリ。
ノースポール(North Pole)は、アラスカ州フェアバンクスの近くにある小さな町。北極点から約1700マイル(約2700キロメートル)南のこの町にも、つい最近までブロックバスターがあった。
残念ながら、3月はじめに閉店してしまった。
減りつつあるが、アラスカ以外にもブロックバスターがわずかながら存在する。
1月に閉店したテキサス州エディンバーグ店は、どうやらテキサス州最後の店だったようだ。
ワシントン州にも何店か残っている。
とはいえ、これらの店舗もいずれは閉店する。
なくなる前に行ってみたいなら、早い方がいい。もう、残された時間はわずかだ。
(翻訳:Yuta Machida、編集:増田隆幸)