787や747が? 世界で最もラグジュアリーなプライベートジェット8機

ボーイング747-8I

プライベートジェット「ボーイング747-8I」のダイニングルーム。

Greenpoint Technologies

プライベートジェットの世界には、とんでもないものがある。

選ばれし、ごくわずかな人だけが、ガルフストリームボンバルディアの最先端、超長距離プレイベートジェットでラグジュアリーな空の旅を極めている。さらに、旅客機を贅を尽くした「空飛ぶ宮殿」に改造した凄まじい人もいる。

どれも本当にすごい。

我々は、世界で最もラグジュアリーなプライベートジェット8機をまとめた。 当然、リストは流動的で変わる可能性がある。

イーロン・マスクがいつの日か、ファルコン・ヘビー・ロケットに搭載する宇宙船「クルー・ドラゴン」をラグジュアリーに改造して我々を驚かせるかもしれない。あるいは、Zunum Aeroのような企業がEVプライベートジェットを売り出すかもしれない。

だが今回は、我々が選んだ世界で最もラグジュアリーなプライベートジェット8機を見てみよう。

1. エンブラエル レガシー500(Embraer Legacy 500):他の7機とは違い、短距離向けの中型機。価格は“わずか”2000万ドル(約21億円)で、今回の8機の中で最も手ごろ。

エンブラエルレガシー 500

Hollis Johnson


だが内装は完璧。上質なレザーと木目調のインテリアで統一されている。

座席

Hollis Johnson


フロアは上質なカーペットと輝くストーンフローリング。

フロア

Hollis Johnson


エンブラエルによると、レガシー500のキャビンは同クラスでは最も広々としている。機体中央の通路まで出なくても、乗客が真っすぐ立てる唯一のモデルだという。

キャビン

Hollis Johnson


2. ガルフストリーム G500(Gulfstream G500):4400万ドル(約47億円)のG500は同社の最上位機種ではないが最新機種。2018年後半に登場予定。

ガルフストリームG500

Gulfstream


顧客のニーズに合わせて座席を配置できるオーダーメイドのキャビンが特徴。

ギャレー

Gulfstream


競合機種よりも約30倍速い高速インターネットシステムを搭載。

キャビン

Gulfstream


3. ガルフルストリーム G650ER(Gulfstream G650ER):同社のフラッグシップ機で価格は6650万ドル(約70億円)。航続距離は約7500マイル(約1万2100キロメートル)、太平洋を横断できる。

ガルフルストリームG650ER

REUTERS/Aly Song


上質なレザー、木目調のインテリア、スタイリッシュなストーンワーク。

機内

Gulfstream


カスタマイズしたキャビンをスマホのアプリでコントロールできる。

キャビン

Gulfstream


4. ボンバルディア グローバル7000(Bombardier Global 7000):G650ERと同じく、超長距離型プライベートジェット。価格は7300万ドル(約78億円)。2018年後半に登場予定。

ボンバルディア・グローバル7000

Bombardier


キャビンは様々にカスタマイズできる。例えばレストランのようなダイニングルームや、

ダイニング

Bombardier


マルチメディアシアター、

シアター

Bombardier


ベッドルームも設定可能。航続距離は約8500マイル(約1万3700キロメートル)、つまりニューヨークからオーストラリアのシドニーまでノンストップで飛べるので、ベッドルームは重要。

寝室

Bombardier


5. エンブラエル Lineage 1000E(Embraer Lineage 1000E):ここからはさらにラグジュアリーに。旅客機を改造したプライベートジェットの登場だ。Lineage 1000Eは、同社の人気のリージョナルジェット、エンブラエルE190(Embraer E190)がベース。

エンブラエル・レガシー1000E

Embraer


広々とした5300万ドル(約56億円)の1000Eには、主寝室とシャワールームもある。

1000E

Embraer


だがもっと大胆なものが好みなら、同社インテリアデザイン担当のジェイ・ビーバー(Jay Beever)氏は常識を覆すようなデザインコンセプトを進んで提示してくれるだろう。「京都エアシップ(Kyoto Airship)」は、天窓付き。

Kyoto Airship

Embraer


「ハリウッド・エアシップ(Hollywood Airship)は、1930年代のハリウッドを彷彿とさせるスタイルと魅力、豪華さが特徴。

Hollywood Airship

Embraer


6. エアバス ACJ319Neo:エアバス A319neoのビジネスジェット版。

エアバスACJ319Neo

Airbus


内装を除く本体だけで1億150万ドル(約110億円)。航続距離は約7800マイル(約12500キロメートル)、つまりロサンゼルスからスイスのジュネーブまでノンストップで飛べる。

内装

Airbus


7. ボーイング 787-8 BBJ(Boeing 787-8 BBJ):最先端の炭素繊維複合材を使用、価格は2億2400万ドル(約240億円)。2016年、中国の海航集団(HNAグループ)はプライベートジェットに改造するために、さらに1億ドルを投資した。ボーイングはBBJ(ボーイングビジネスジェット)と呼んでいる。

ボーイング787-8 BBJ

Kestrel Aviation Management


発案はケストレル・アビエーション・マネジメント(Kestrel Aviation Management)のスティーブン・ヴェラ(Stephen Vella)氏。プライベートジェットとして作られた初めての787ドリームライナーで、内装や付属品は特別仕様。

スティーブン・ヴェラ

Kestrel Aviation Management


機内は桁外れに広い2400平方フィート(約220平方メートル)。あなたと、親しい友人39人のためのスペース。

機内

Kestrel Aviation Management


特大サイズのベッド、ウォークインクローゼットを備えた主寝室。

寝室

Kestrel Aviation Management


浴室には2人で使える広いシャワー、フロアは床暖房を完備した大理石。

シャワールーム

Kestrel Aviation Management


8. ボーイング 747-8 インターコンチネンタル BBJ(Boeing 747-8 Intercontinental BBJ):787 ドリームライナーは素晴らしいが、「空の女王」と呼ばれる747に並ぶものはない。1人の幸運な顧客が、思うがままにカスタマイズした747-8I プライベートジェットを受け取った。今年時点での価格だが、本体のみで4億300万ドル(約430億円)。

ボーイング747

Boeing


機内は4800平方フィート(約450平方メートル)近くもある。豪邸のよう。十分な広さのオフィスもある。

オフィス

Greenpoint Technologies


ベッドルーム。

寝室

Greenpoint Technologies


立派なダイニングルーム。重役用の会議室にもなる。

ダイニングルーム

Greenpoint Technologies


[原文:The 8 most luxurious private jets in the world (BA, ERJ, GD, BBD.B)]

(翻訳:本田直子、編集:増田隆幸)

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