海面上昇の最悪のシナリオでは、フェイスブックのオフィスは2100年までに完全に水浸しになる。
Shayanne Gal/ Business Insider
世界の海面は、海水温の上昇と大陸氷床の融解により急速に上昇している。サンフランシスコ・ベイエリアなどの沿岸地域は、海面上昇の被害を受けることになるだろう。
海面上昇のみならず、サンフランシスコは年間最大10ミリのペースで、ゆっくりと沈みつつある。地盤沈下だ。
迫りくる水は、サンフランシスコに壊滅的な影響を与えるだろう。高級不動産開発地や数多くのテック企業は、移転を余儀なくされる可能性がある。
非営利団体クライミット・セントラル(Climate Central)は、「最悪の」海面上昇がいかに壊滅的なものかを示すグーグル・アース(Google Earth)のプラグインを開発した。データは、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の2017年のレポートの予測に基づいている。
クライミット・セントラルの予測によると、サンフランシスコ、シリコンバレー、そしてサンフランシスコ湾一帯は危険な状況になり得る。
クパチーノにあるアップルの新本社は安全だが、フェイスブックなどメンローパークにある企業は完全に水浸し。
気候変動が衰えることなく続いた場合、オフィスが水浸しになるテック企業を見てみよう。
現在のサンフランシスコ。
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2100年のサンフランシスコ中心部の予測。最悪のシナリオで海面上昇が起こった場合。
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LinkedInのサンフランシスコのオフィスはギリギリの位置。スクエア(Square)やTwitterは大丈夫そうだ —— この時点では。
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フェイスブックのメンローパークの本社 —— サンフランシスコの南に位置する。
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今世紀末までには、完全に水浸しになりそう。
NOAAの100年予測に基づくFacebook。
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何の対策も取らなければ、こうなってしまう。
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サニーベールにあるヤフーも、フェイスブックと大差なし。
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本社とその周辺は2100年までに水浸し。
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eBay。
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今世紀末までには、目の前がビーチになるかも。
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サンフランシスコ空港とその周辺は、低地のため浸水しやすい。
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良い旅を!
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アップルの新本社(中央の大きな輪)は高地にあるため、大丈夫そうだ。
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アドビなどサンノゼにある企業は海岸から離れているため、海面上昇の影響を受けにくい。
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ニューヨーカーも、侮るなかれ。マンハッタンもしょせん、島。
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Business Insiderのオフィスやスポティファイ(Spotify)の新本社もある金融街も、今世紀末には水浸し。
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[原文:Disturbing before-and-after images show how Silicon Valley tech offices could be submerged by 2100]
(翻訳:Ito Yasuko/編集:増田隆幸)