フィーチャーフォン、いわゆる「ガラケー」版LINEが、3月28日(水)でサービスを終了する。
LINEは、ちょうど3カ月前の2017年12月27日付けのLINE公式ブログ「携帯電話版LINEのサービス終了のお知らせ」で、「2018年3月28日(水)をもって、携帯電話版LINEのサービス提供を終了」とアナウンス済み。ただしサービス終了時刻については、「具体的な時間については開示しておりません」(LINE広報)とのことで、28日のいつ使えなくなってもおかしくない状況だ。
なお、今回のサービス終了の影響を受けるのは純粋なフィーチャーフォンのみで、OSにAndroidを採用するAndroidフィーチャーフォンなどアプリ版で動作するものについては、影響を受けない。
ガラケー版LINE終了、混乱は?
LINEは、スマートフォン版LINEへの移行方法についても、同ブログで紹介している。ガラケー版LINEのユーザーは2012年11月時点から2017年12月までの5年間で94.5%減少しているという。おそらくその多くがスマホへの移行をしているはずだが、Twitterを見ると、ガラケー版LINEへの言及は3月27日時点でもある。最終日近くの時点でも使い続けていたり、「ガラケーから移行できないからLINEを退会する、という連絡が知り合いから届いた」という投稿もある。
周知期間として「3カ月前告知」は十分な猶予ではあるものの、長く続いてきたサービスだけに一定の混乱は起こる可能性がある。
サービス終了前にパスワード設定は必須
ガラケー版LINEの移行方法。
出典:LINE公式ブログ
混乱の要因となりそうなのが、スマホ版への移行手順だ。ガラケー版LINEからスマホ版にアカウントを移行させる際には、ガラケー版でのパスワード設定が必須だ。
LINE広報に確認したところ、このパスワード設定は、ガラケー版サービス終了後には設定できなくなるという。ガラケー版からスマホ版へのアカウント移行を考えている人、家族や祖父母といった人たちがガラケー版を使っているという場合は、“スマホが今すぐ手元になかったとしても、パスワードだけは設定”しておけば、しかるべきタイミングでスマホ版に移行する余地は残せる。
なお、LINE広報によると、ガラケー版LINEサービス終了に関する問い合わせは、問い合わせフォームで受け付けると説明している。