リドリー・スコット監督が語る、名作『エイリアン』のぞっとする初期エンディング

「エイリアン」のワンシーン

映画『エイリアン』。意志の強い女性を主人公にしてストーリーが展開するという、当時としては先進的な設定も高く評価されている。

20th Century Fox

映画『エイリアン』でリドリー・スコット監督が考えていた結末は、当初全く違うものだった。シガニー・ウィーバー演じる主人公リプリーには、全く違う運命が訪れるはずだった。

『エイリアン』は、1979年に公開されたSF映画の傑作。史上最高のスリラー映画であるだけでなく、意志の強い女性を主人公にしてストーリーが展開するという、当時としては先進的な設定も高く評価されている。しかし初期の台本では、最後にリプリーは殺されるはずだった。

雑誌エンターテインメント・ウィークリーのインタビューで、スコット監督は元々のエンディング案を明かした。リプリーが脱出するために乗り込んだシャトルにエイリアンがいることが分かり、ラストはエイリアンの勝利に終わるというものだった。

「シャトルに侵入しようとするエイリアンに、リプリーがもりを打ち込むが効き目はない。エイリアンはリプリーのヘルメットを突き破り、頭を引き裂くんだ」とスコット監督は語った。

自分なら操縦席のボタンを押して(シャトルを発進させ)エイリアンの触手を切るけどねと監督は付け加えた。

「エイリアンは、(登場人物の)ダラス船長のせりふ『I'm signing off.』を口まねするんだ」

これはぞっとする結末だ。スコット監督はこのエンディング案のせいで職を失いかけたという。

「フォックスの重役がすぐにやってきて、その場で私を解雇すると脅したんだ。だから、このエンディング案はやめた」

確かに、そのエンディングではシリーズ展開することはできなかっただろう。シリーズ最新作『エイリアン:コヴェナント』は、5月19日(現地時間)公開予定だ。

source:20th Century Fox

[ 原文: 'Alien' originally had a much darker and more gruesome ending

(翻訳:四方田里奈)

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