ツイッターは「最もプライバシー規制に脆弱」調査会社の指摘を受け、株価が下落

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Markets Insider

  • ツイッターの株価が27日(現地時間)、5%以上下落した。シトロン・リサーチが、ツイッターをプライバシー規制に最も脆弱なソーシャルメディアだとツイートした後のことだ。
  • ケンブリッジ・アナリティカがユーザーの許可なく、5000万人のフェイスブックの個人データにアクセスしたと報じられて以降、ソーシャルメディア関連株は、更なる規制強化が懸念される中、プレッシャーにさらされている。
  • ツイッターはシトロン・リサーチの指摘に反論している。

ツイッター(Twitter)の株価が27日、5%以上下落した。シトロン・リサーチ(Citron Research)が、ツイッターを「プライバシー規制に最も脆弱な」ソーシャルメディア企業だとツイートした後のことだ。ツイッターの株価はこのツイートが出る前に2.5%ほど下落していたが、その損失は2倍以上になった。

「シトロンはTWTRをショートにしている」シトロン・リサーチは27日朝、ツイートした。「短期目標は25ドル。彼らはプライバシー規制に最も脆弱だ。シトロンの示した内容を上院議会が調査するのを待て」同社はツイッターに対するポジションをロングからショートにした

シトロンの指摘は、イギリスのデータ分析会社ケンブリッジ・アナリティカ(Cambridge Analytica)がユーザーの許可なく5000万人のフェイスブック(Facebook)の個人データに不正にアクセスしたと報じられてから1週間ちょっと経った後に出てきたものだ。当局による更なる規制強化が懸念される中、ソーシャルメディア関連株は大きな打撃を受けている。

ツイッターをプライバシー規制に脆弱だと考える理由として、シトロンはそのデータ売買への依存を挙げる。「ツイッターは今年、ユーザーのデータを売るだけで4億ドル(約420億円)を生み出すだろう」シトロンは言う。「広告によってではない」

データライセンス事業が伸びる一方で、2017年の広告事業による収入は減った。「2017年、広告事業の収入は前の年の22億5000万ドルから21億1000万ドルに減った一方で、データライセンス事業は2億8200万ドルから3億3300万ドルに増えた」シトロンは言う。

同社はさらに、ツイッター関係者が大量のツイッター株を売却したと指摘している。「過去1年間にわたって、関係者は約3億ドル相当の株を売却/放棄した」シトロンは加えた。「これほどの株が最後に関係者によって売却されたのは2015年、50ドルだった株価が1年後に14ドルに下落する前のことだ」

ツイッターの広報担当は、ダイレクトメッセージのデータは売っていないと反論している。

「ツイッターはそもそもパブリックなものだ」広報担当は言う。

「パブリックなツイートは、誰もが読めて検索できるものだ。これこそがツイッターの力だ。誤解のないように言うと、我々のデータライセンス事業はDM(ダイレクトメッセージ)を売っていない。この事実に反する報道はいずれも誤りだ。我々のデータライセンス事業は、パブリック・データに基づき、ツイッターの素晴らしい使い方を見出そうとするものだ。その具体例もある」

ツイッターの株価はここ1週間で14%下落しているが、2018年で見れば24%ほど伸びている。

[原文:Twitter sinks after Citron Research says it's the social media company 'most vulnerable to privacy regulation' (TWTR)]

(翻訳、編集:山口佳美)

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