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生産性向上、ストレスチェック、農作物収穫 ——社会課題を解決するパナソニックの「画像処理・センシング技術」

少子高齢化や労働人口の減少、長時間労働問題 ——。日本は今、さまざまな社会課題を抱えている。その解決に役立っているのが、パナソニックの画像技術だ。画像技術を使って職場での“人”や“物”や“スペース”を効率的よく回せるようにする、働く人の健康を測定し安全を確保する、人手不足解消のためにAIやロボットによる自動化を進める……。パナソニックの社会課題を解決するソリューションの数々が、日本の産業に活力を与えてくれる。

【事例1】社内での「人探し」「場所探し」にかかるロスをゼロに

オフィスワーク

Shutterstock

「プロジェクトの進行に関わる承認を得ようと、社内にいるはずの事業部長を何度訪ねても離席中。どうやら入れ違いになってばかりいるらしい」

「急に訪ねてきた大切な顧客と打ち合わせをするため、会議室を使おうと予約システムを見たら満室。仕方なく受付ロビーの商談スペースを使ったが、後から聞いたら同僚がキャンセルをし忘れていた会議室が2つもあったなんて」

社内のアイデア創出活動から生まれた

パナソニック 藤松氏

パナソニック コネクティッドソリューションズ社 イノベーションセンター センシング事業統括部 センシング事業開発部 先行開発課課長の藤松健氏。

社内での人探しの時間は、社員数やフロア数、部署の規模が増えるほど膨大なロスになる。スペースが有効活用されないのも非効率だ。そうした積み重ねが業務の遅延を引き起こし、結果的にビジネスの機会損失につながる。これを解決するソリューションが「在席検知システム」だ。この技術は、パナソニックが社内で推進するアイデア創出活動から生まれた。

「すでに社内で2年以上運用しています」と前置きした上で、システムの概要を話すのはセンシング事業開発部の藤松氏 。

「ベースになっているのは、人を検知する画像センシング技術です。 オフィス内に複数台設置されているカメラが写し出した画像から人を見つけ出して、在席しているかどうかを認識します」

この「在席検知システム」を利用すれば、在席状況が定期的に更新され、ほぼリアルタイムで管理職の在席状況がわかる。同様の仕組みで会議室の実際の空き状況や、予約の必要のない共用スペースの利用状況も把握できるため、生産性の向上につながると期待できる。

在席検知の画面

在席検知の画面。個人のPC上から確認することができる。

「現在は管理職を対象にしているため、管理職からは『席に戻った瞬間に、何人もの部下が寄ってきて次々と相談を持ちかけられたりと、人気者になった気分です』と冗談半分の指摘を受けることもあります。しかし、時間的なロスが大幅に減少したことで、多くの社員が『便利』と答えており、『管理職だけでなく、適用範囲を広げてほしい』との声もあがっているほどです。今後は、『席にいる・いない』だけではなく、席にいても『電話中なので対応できない』など、付加情報を加えられるよう機能を向上させたいと考えています」

藤松氏はさらに、他分野への転用にも期待を寄せる。

「店舗での活用が進めば、待ち時間の把握や、混雑状況に応じた人員の適正配置など、お客様・経営者の双方にとってメリットがあります。また、高齢者の見守りなど、医療・介護・福祉への展開も考えられます。時間は誰にとっても有限なので、ロスを減らすことでより価値あることに時間を割けるようにし、豊かな働き方・生き方ができる社会を実現していきたいですね」

【事例2】鏡の前に立つだけで、健康状態から感情までわかる!?

鏡を見ている男性

Shutterstock

朝起きてから洗面台で、勤務先や学校のトイレで。どんな人も1日のうち一度は鏡で自分の顔を見るだろう。毎日の鏡に向き合う時間を利用して、健康チェックができたなら——。

パナソニックの画像技術は、そんな夢物語のようなシーンも現実にしようとしている。 人の健康を知るための判断材料の一つとなっているのが「心拍」の数や間隔だ。これを各種センサーによって測定する技術は「バイタルセンシング」と呼ばれている。これまで人間の体に接触するタイプの測定器は数多く存在してきた。

しかし身につけることなく体の状態がわかるなら、こんなに良いことはない。それを実現する技術が、「非接触バイタルセンシング」と呼ばれるものだ。測定していることを全く意識させずに、その人の健康状態を的確に把握できるようになるというわけだ。

心拍が「一定の間隔」だとストレス状態に

「“鏡を介したアプリケーション”という切り口で開発をスタートさせたのです」

そう語るのは、画像技術開発部の中村剛氏だ。

非接触バイタルセンシング

「非接触を可能にしているのは、実は家庭用デジタルカメラ『LUMIX』で培ってきた技術。非接触タイプは、ノイズの影響を受けやすいのですが、LUMIXの画像処理におけるフィルター処理やノイズ除去技術を用いることによって、これを克服しました。精度は接触型と同等で、0.978の相関性を実現しています。相関性が1ならズレなしということなので、ほぼズレはないと言えます」

画像から心拍を読み取る技術とはどのようなものだろうか。

「人間の目には見えない、毛細血管の働きで変化する顔色をカメラで捉えます。そこから“脈波”を検知し、その波長を分析するわけです。すると、心拍の間隔が一定のリズムを刻んでいるときはストレスを感じている、逆に、心拍が揺らいでいたり、ばらつきが大きいときはリラックスしているなどと、交感神経と副交感神経のバランスでストレスの度合いを判断できます」

医療、介護、コールセンター……活用の可能性は広く

現在、非接触バイタルセンシングに対しては、働き方改革でさまざまな課題に直面する企業からの問い合わせが多い。

「医療・介護の現場で働く人やコールセンターのオペレーターなど、一般的にストレスがたまりやすく離職率も高いと言われる職場に導入してストレス状態を確認することで、働きやすい環境づくりをご支援したいと思っています。また運送業などでも、運転手の乗車前に健康状態をチェックし、体調の変化が大きいときには業務の変更を行うなど、安全な運行に貢献できると考えています」

非接触バイタルセンシングの実用化について、まずは、ノートPC「レッツノート」の法人向け有料サービス「働き方改革支援サービス」メニューの「ストレスチェックサービス」として2018年夏から開始される予定だ。レッツノートのフロントカメラがとらえた顔画像からリアルタイムに脈拍数を測定し、ストレスレベルを推定できる。

レッツノートで脈拍を測る

頬のあたりの毛細血管の拍動を画像認識し、脈拍として検知。

「今後は温度センサー、距離センサーなど各種センサーと連携するとともに、AIによる知覚性能を拡張したいと考えています。それによって、心情・感情面も含めた見える化ができれば、より細やかなケアができるでしょう。家庭の中では高齢者の見守り、介護者に対するケアにも活用できます。人間の生活の質を上げるための技術として育てていきたい」

【事例3】トマトの収穫を画像技術で効率化

パナソニックの岡本さん

パナソニック コネクティッドソリューションズ社イノベーションセンターIoTサービス事業統括部ミューソケッツ事業推進部 主幹の岡本眞二氏。長野・安曇野のトマト農家にて。

農業における人手不足、高齢化問題は深刻だ。政府や農協が取り組む改革案では「農業者の所得増大」が叫ばれているものの、そもそも農業の担い手や働き手がいなければ絵に描いた餅にすぎない。

ならば、ロボットの手を借りてはどうか。パナソニックでは、人間でないと難しいとされてきた収穫作業を自動化するロボットの、実用化に向けた実証実験に取り組んでいる。

「今進めている実験でも、画像技術が重要な役割を果たしています。トマト農家はほぼ通年で収穫しているため、自動化により稼働率を一定に高く保てることがメリットにつながると思っています 」

そう教えてくれたのは、IoTサービス事業統括部ミューソケッツ事業推進部主幹 ・岡本眞二氏だ。

ロボットがトマトを収穫するためには、トマトの実がどこにあるかという位置情報を把握し、収穫に適した熟れ具合かどうかを適切に判断する必要がある。これを可能にしているのもパナソニックの画像センシング技術である。

実か茎か、赤いか青いかを検知する

トマトの収穫ロボット

ガラスハウス内のため、露地栽培と比べて天候などの影響を受けずに画像技術を活用することができている。

「カラー画像で赤い果実を検出し、赤外線画像で果柄や茎を検出、3次元センサーの画像で実の位置を判別します。次に、検知したトマトに対し、収穫に適した色かどうか、人間の手の代わりとなって実際に収穫するマニピュレータによる収穫が可能な場所にあるかなどを確認し、“収穫”と判断したら果実にキズをつけずに収穫する仕組みです。今後AIを搭載し、ディープラーニングを活用することによって、より優秀な働き手となってくれるでしょう」

ロボットであれば、人間には負担となる夜間の収穫も可能。だから、人間が朝農場へ着いたらすぐ、夜間にロボットが収穫しておいてくれた農作物の出荷作業に取りかかる、といった作業分担もできる。

「収穫ロボットは人手不足の解消にとどまらず、より日本の農業を活性化させるものになると期待しています。農業に携わる方々と連携して、より魅力的な産業になる一助となればと願っています」

コンシューマー視点の技術が、社会課題の解決に

創業から100年。これまで培ってきたコンシューマー視点のノウハウと発想力、そして確かなコア技術でビジネスの新たな姿を切り拓けるのはパナソニックならではのこと。家庭用デジタルカメラなどで、常にお客様の要望を満たすべく開発を重ねて積み上げてきた画像技術は今後、 ICT技術、IoT技術、AI技術とも連携しながら、さらに社会課題を解決するソリューションとして、日本の社会に明るい光を差してくれるだろう。

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