「ハイデラバード公立学校で過ごした時間は、私の人生で最も素晴らしい時間」とサティア・ナデラ氏。
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- マイクロソフトのCEOサティア・ナデラ氏は、インドのハイデラバード公立学校 (Hyderabad Public School)に通った。アドビのCEO、マスターカードのCEOも同校出身。
- ハイデラバード公立学校は、元々は貴族の子どものための学校として設立されたインド南部にある学校。
- ナデラ氏はそこでクリケットをプレーした経験が自身のキャリアに強く影響したと語っている。
もし、子どもを世界で最もパワフルなビジネスリーダーにしたいなら、インドにあるハイデラバード公立学校に通わせるとよいかもしれない。
マイクロソフトのCEOサティア・ナデラ氏は、ポッドキャスト「Freakonomics」で自分のほかに、アドビのCEOシャンタヌ・ナラヤン (Shantanu Narayen)氏、マスターカードのCEOアジェイ・バンガ(Ajay Banga)氏も同校出身と語った。
同校のウェブサイトによると、設立は1923年、もともとはロンドンのイートン・カレッジ(Eton College)をモデルにした貴族の子どものための学校だった。2017年には、インドの学校トップ10にランクインした。
ハイデラバードにあるデリー公立学校でヨガをする生徒たち。2014年10月20日。
Mahesh Kumar A./AP Images
学校のあるハイデラバードはインド南部の都市で、テック企業が集まっている。1990年以降、インドのマイクロソフトは同地に本社を置いている。
「ハイデラバード公立学校で過ごした時間は、私の人生で最も素晴らしい時間」
2017年、同校を訪問した時に同氏は語ったと、The Hinduは伝えている。
ナデラ氏はハイデラバード公立学校でクリケットをプレーした。同氏はスポーツが自身のキャリアに与えた影響について以前、語っている。また最近、Wharton Business Schoolのインタビューで、ナデラ氏は同校でクリケットのコーチから「自分の能力に自信を持つこと、しかし、学ぶ能力を持つこと」とのバランスを取る方法を学んだと述べた。
ナデラ氏はまた、同校で妻のアナパマ・ナデラ(Anupama Nadella)と出会った。
ハイデラバード公立学校の基本的価値観は「強い自尊心」と「人に対する寛容と尊敬」。ちなみにモットーは 「油断するな」だ。
同校のウェブサイトには、「これらの言葉は若い生徒たちに精神面での注意を促し、人生における課題に取り組んでいけるよう実際に準備するよう促す」とある。
[原文:A single high school in India has produced the CEOs of Microsoft, Adobe, and Mastercard]
(翻訳:Setsuko Frey、編集:増田隆幸)