肉眼では捉えられません。
これまでさまざまなメカを駆使し、早解きに挑戦されてきた6面体パズルのルービックキューブ。2017年3月には、Sub1というロボットが0.637秒という記録でギネス世界記録を更新していました。
しかしこの度、その記録の半分ほどの0.38秒で6面を揃えてしまう新型ロボットが登場。まばたきを我慢して、その瞬間を目撃してください。
Video: Ben Katz/YouTube
0.25倍のスローで見てもまだ速い! 0.03倍でやっとジックリ確認できるくらいの超速ぶりです。
開発者のブログいわく、このマシーンはPlayStation®Eyeカメラでキューブを捕らえながら、モーターが回転する前段階で最速の解き方を分析/計算しているとのこと。モーターは高速で動く高精度ロボット・アームによく使われる、Kollmorgen社のServoDisc U9のものを6つ使用していて、どれだけ速く解けるかは、前者の演算速度とモーターの性能次第によります。
加えて、6つのモーターのどれかがたとえ1/100秒速く動いてしまっただけでもキューブが分解してしまうため、それを制御するための特殊なコントローラーも開発されました。完全にシンクロできていないと、ブロックの列が別軸の列に押されてジャムっちゃうんですね。
Video: Ben Katz/YouTube
開発者のカッツ氏とディ・カルロ氏いわく、このロボットは根気よく調整すれば0.38秒よりもうちょっと速く解けるとのこと。
Image: YouTubeSource: YouTube (1, 2) via TechCrunch via buiditsAndrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(岡本玄介)
ギズモード[日本版]より転載(2018年1月17日公開の記事)