ウォルマート、アマゾンに対抗する2つの武器を700店舗に設置

ピックアップ・ロッカーで商品を受け取る女性

ウォルマートはピックアップ・タワーとピックアップ・ロッカーを700店舗に設置中。

Walmart

  • ウォルマート(Walmart)は、オンライン注文をセルフで受け取るためのピックアップ・タワーを700店舗に設置している。
  • また、テレビのような大型商品用のピックアップ・ロッカーも併設している。
  • タワーを試してみたが、オンラインで注文した商品をすぐに受け取ることができた。
  • 実店舗を活用した、アマゾンへの対抗策の一部だ。

ウォルマートは、オンライン注文した商品をセルフで受け取るための大きな設備を店舗内に設置している。

同社は4月5日(現地時間)、同社がピックアップ・タワーと呼ぶ設備を今年、700店舗に導入すると語った。また、テレビのような大型商品用のピックアップ・ロッカーも併設する。

設置店舗の拡大で、ピックアップ・タワーはアメリカの人口の約40%が利用できるようになると同社は述べた。

大型商品用のピックアップ・ロッカー

テレビのような大型商品用のピックアップ・ロッカーも併設。

Walmart

我々はバージニア州にあるウォルマートでタワーを試してみた。衝撃的な手軽さと早さだった。

以前、同社のオンライン注文の受け取りサービスを試してみた時は、がっかりさせられた。 受け取りカウンターは店の一番奥にあって、不便で、全ての手続きに30分かかった。

今回は、1分以下だった。

テストのために、我々は商品数点をWalmart.comで注文し、店舗での受け取りを選択。数日後、注文した商品の準備ができたというメールが届いた。

店に行くと、入口から数歩という場所にピックアップ・タワーがあった。大きいので、すぐに分かった。びっくりするほど大きく、高さは約5メートル以上、幅は約2.5メートル以上あった。

入り口から数歩の所にあるピックアップ・タワー

Business Insider/Hayley Peterson

近づくと、バーコードをスキャンするか、注文番号を入力するよう求められた。ウォルマートから来たメールに付いていたバーコードをスキャンした。

「注文番号をスキャンするか、入力してください」

Business Insider/Hayley Peterson

バーコードをスキャンして5秒も経たないうちに、スクリーンの上方の部分のライトが点灯し、コンベヤー・ベルトと段ボール箱が現れた。

そしてガラス戸が開き、我々は箱を受け取ることができた。

オンライン注文商品の入った段ボール箱

Business Insider/Hayley Peterson

これで完了。

ウォルマートによると、ピックアップ・タワーでの商品受け取りにかかる時間は45秒とのことだったが、実際には10秒とかからなかったことに我々は衝撃を受けた。

商品を受け取り、店を後にした。これまでで最も簡単で、最も便利なウォルマートでの買い物体験だった。

同社がより多くの店舗にタワーを導入する理由は明らか。だが、タワーには限界がある。保管できるのは、小~中サイズの箱だけ。そこで、ロッカーも併設するが、食料品などの保管ができる冷蔵庫はない。

食料品用に、ウォルマートは冷凍庫と冷蔵庫を内蔵した、より大型のマシンをテスト中。そのマシンがピックアップ・タワーと同じくらい使いやすければ、同社の食料品ビジネスに大変革をもたらすだろう。

[原文:Walmart is unleashing 2 key weapons against Amazon in 700 stores (WMT)

(翻訳:Ito Yasuko/編集:増田隆幸)

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