Subaru
- アメリカの保険業界の非営利団体、道路安全保険協会(Insurance Institute for Highway Safety)は、15台を「トップ・セーフティー・ピック+」に選んだ。
- 3台のSUVを含む15台が、同協会の厳しい衝突安全テストで最高評価を獲得。
- メーカー別では、ヒュンダイから6台、続いてスバルから4台が選ばれた。
毎年、道路安全保険協会(Insurance Institute for Highway Safety)が「トップ・セーフティー・ピック+」に選ぶ車はほんのわずか。2018年は、BMW、メルセデス・ベンツ、ヒュンダイ、キア、ジェネシス、リンカーン、スバル、トヨタから3台のSUVを含む15台が選ばれた。車は、小型のエコノミーカーから大型の高級セダンまで多岐にわたる。
「過去数十年で、乗員の保護についての改善は驚くべきものだった」と同協会のアドリアン・ルンド(Adrian Lund)氏は語った。
「現在、全ての自動車メーカーが、安全性が消費者にとって重要な選択肢となっていることを認識している。メーカーは、自動車事故で人を傷つけないようにするにはどうすれば良いか、車のデザインを実際にどう変えれば良いかを理解するために、当協会のエンジニアとより協力するようになっている」
「トップ・セーフティー・ピック+」に選ばれるには、前面衝突、側面衝突、追突、転覆の各テストで最高の性能を示さなければならない。さらに、前面衝突予防評価、ヘッドライトの性能評価でも高い評価が必要となる。
2018年、同協会はドライバーに加えて乗員の安全性にも重点を置き、新たに助手席側のスモール・オーバーラップ衝突テストを追加した。ルンド氏によると、このテストは、乗員の安全性にはドライバーの安全性ほど注意を払っていないメーカーがあることが分かったために追加された。
「ドライバーは、ほとんどの場合は自身の家族だが、乗員にドライバーと同様の安全性が確保されていることを求めている。メーカーは我々が焦点を当てて以来、この問題を真摯に受け止めている。我々は助手席側でのスモール・オーバーラップ衝突での高い性能は、運転席側と同様に当たり前のものになると確信している」
2018年のテストでは、2つのメーカーが上位を占めた。キアとジェネシスを傘下に持つヒュンダイから6台が「トップ・セーフティー・ピック+」に選ばれ、次いでスバルから4台が選ばれた。
2018年のトップ・セーフティー・ピック+、15台を見てみよう。
キア フォルテ(2018年モデル、以下同)
Kia
キア ソウル
Kia
スバル インプレッサ
Subaru
スバル WRX
Subaru
スバル レガシィ
Subaru
スバル アウトバック
Subaru
トヨタ カムリ
Toyota
BMW 5シリーズ
Hollis Johnson
ジェネシス G80
Newspress
ジェネシス G90
Genesis
リンカーン コンチネンタル
Lincoln
メルセデス・ベンツ Eクラスセダン
AP/Carlos Osorio
ヒュンダイ サンタフェ
Hyundai
ヒュンダイ サンタフェ スポーツ
Hyundai
メルセデス・ベンツ GLC
Mercedes-Benz
道路安全保険協会の紹介ビデオは以下。
[原文:These are the 15 safest cars money can buy for 2018]
(翻訳:Setsuko Frey、編集:増田隆幸)